高齢者が健康を維持したければ体の筋肉を増やすこと

69歳のシニアである。毎週2回スポーツセンターに通って筋トレをやっている。1回約2時間ぐらい休みながら上半身と下半身の筋肉トレーニングをやる。筋肉トレーニングには、やり方がある。スポーツセンターのスタッフにまず相談して、筋肉トレーニングのABCを学ぶことがシニアにとって重要である。

私の場合、筋肉トレーニングが習慣になっている。筋トレをやらないと体が不調になる。筋トレをすると体に残っている老廃物を汗と一緒に体外に出してくれる。血液の流れも良くなり、基礎代謝量も増加する。新陳代謝が活発になり、成長ホルモンが分泌される。そのおかげで免疫力が向上する。

正しい筋肉トレーニング、十分な休養、タンパク質や栄養バランスの良い食事をすれば、健康な体を維持できて病気にならない。

70歳代の夫婦の話題は旅行、健康、終活に向けた新しい生活

通電車の中で見かけた70歳代の夫婦。私たち夫婦60歳代とは風貌が確かに違う。私たちよりも年寄りに見える。当たり前な事だが、見え方には個人差がある。この70歳代夫婦は年齢なりの年寄りに見えた。遅い出勤時間であったため、電車の中は老人たちが多かった。夫婦でお出かけと言う感じだ。

元気で外出が出来る老夫婦は幸せである。70歳代で認知症になり老人ホームの中でしか生活が出来ないシニアが多い。老夫婦で外出を楽しめるならば、大いに楽しむべきだろう。電車の中で見た70歳代の夫婦は、健康そうで元気な印象がした。向かいの席に座った若いお母さんとその幼児に夫婦の目が留まっていた。

幼児に触れる機会が少なくなった老夫婦は幼児の可愛さに引き付かれる。高齢者は日頃幼児と一緒にいる機会が少なくなっている。孫たちと会う機会が沢山あれば、孫の世話という仕事が生まれる。孫がいればという前提であるが、日々の変化を孫の成長から学ぶ事ができる。

私たち夫婦が70歳代になった時はどんな風貌と生活になるだろうか。仕事から離れて時間を好きに使える年代である。残された時間は限られる。ただ、どれだけ長く生きている時間があるか分からないだけ。それだけに「今」を最大限に楽しむことをすべきと思っている。

中高年が筋トレを始める時、筋肉痛を緩和する湿布が欠かせない

69歳の私は週2回スポーツジムで筋トレをしている。今日も筋トレの日であった。2時間ほど筋トレをした後でロッカールームに帰ったら数人のシニアたち(私よりも年上)がお互いに手が届かない体の部位に湿布を貼っていた。若者たちで湿布を貼っている姿を今までに見たことがない。平日の午前中はシニアたちがジムを独占している。

私は筋トレ後に湿布を貼るようなことは一度もない。湿布を貼るときは筋肉を負傷した時だ。その負傷で痛みが続くときだけ湿布を持って行く。筋トレをする度に湿布を貼るなんてことはない。

私が見かけたシニアたちは筋トレの常連客だ。年齢的に70歳を越えているシニアである。80歳を超えたシニアも時々見かける。高齢者が筋トレをしているのを見ると嬉しくなる。高齢になっても筋トレを続けることが出来るという証明だからだ。

どのようにしてお腹と腰回りの贅肉を落とすのか?

家内が私の腰回りを見てこんな事をいつも言う!「夏でもないのに何故いつも浮き輪をお腹につけているの?」

英語では、腰回りに付いた贅肉をBaby Fatと呼んでいる。私はいつも家内に、「これは赤ちゃんの時に出来た脂肪だから取れないんだよ!」と答えている。

おへその上辺りに付いた脂肪と腰回りに付いた贅肉は、ちょっとの事では取れない。

70歳になったら身体を楽にさせない生活に変える

2日前に静岡にある実家を墓参りで訪れた。76歳の兄夫婦が実家を継いでいる。兄は仕事をやめて自宅で好きな事をして遊ぶ生活を送っている。外出する生活のリズムがないために足をあまり使わない生活になってしまった。その結果、身体の筋肉量が減り、老化を早め歩く姿勢も老人の姿になってしまった。

生活の中で歩く習慣がないシニアは歩行困難になりやすい。仕事で毎日通勤する生活をしていれば足腰を使う生活であるので問題はないのだが、自宅でソファーや椅子に座って生活する時間が多いと足が楽な生活に適応してしまう。その結果、足腰の筋肉だけでなく体全体の筋肉もすごい勢いで減っていく。

70歳を過ぎると使わない筋肉は衰えて体から消えて行く。その悪影響が歩行困難である。自分の足で歩ける距離なのに自動車、バイク、自転車などを使ってしまう。散歩する距離も時間も短くなる。高齢者の身体は活動が減少するとそれに合わせて体の機能も落ちてくる。目に見える状態が歩行困難である。

腰を曲げて前のめりの姿勢で歩き、歩幅も狭く、歩行速度も遅い歩き方になると老人の歩き方になる。それがもっと悪くなると杖や歩行車を使わないと歩けなくなる。最終的には手動車椅子や電動車椅子での移動になる。