中高年が筋トレを始める時、筋肉痛を緩和する湿布が欠かせない

69歳の私は週2回スポーツジムで筋トレをしている。今日も筋トレの日であった。2時間ほど筋トレをした後でロッカールームに帰ったら数人のシニアたち(私よりも年上)がお互いに手が届かない体の部位に湿布を貼っていた。若者たちで湿布を貼っている姿を今までに見たことがない。平日の午前中はシニアたちがジムを独占している。

私は筋トレ後に湿布を貼るようなことは一度もない。湿布を貼るときは筋肉を負傷した時だ。その負傷で痛みが続くときだけ湿布を持って行く。筋トレをする度に湿布を貼るなんてことはない。

私が見かけたシニアたちは筋トレの常連客だ。年齢的に70歳を越えているシニアである。80歳を超えたシニアも時々見かける。高齢者が筋トレをしているのを見ると嬉しくなる。高齢になっても筋トレを続けることが出来るという証明だからだ。

筋トレをしている70歳代のシニアがロッカールームで湿布を貼っていた!

湿布を貼るときは55歳を過ぎた頃に腰痛が出始めた頃であった。今は寝る前に必ず5分から10分ほど腰痛運動を夫婦でやっている。腰痛運動をやると朝起きた時に腰痛がない。腰痛が残っているときは仕方なく湿布を貼って1日過ごすことになる。

運動をする、しないにかかわらず加齢から来る筋の痛みを癒やすには湿布しかない。ただ、体を動かす運動をやり続けていると湿布を貼る回数は少なくなる。血行が良くなり健康になるからだ。それでも湿布はシニアにとって必需品になる。原因が分からない腰の痛みや筋の痛みがある。

シニアが筋トレで湿布を貼る部位

69歳の私でも筋トレをした夜は腰に湿布を貼る時がある。毎回ではないが、感覚的に湿布を腰に貼っておいたほうが良いかもしれないと思った時である。後は筋トレで筋肉を傷つけてしまった時になる。今も負傷した筋肉の部位を治療中である。治療中と言ってもクリニックに行っているわけではない。単純に治療中の筋肉に湿布を貼って休ませているだけである。

Pike-Push-Up(パイクプレス)という運動をして右脇腹にある筋肉を痛めてしまった。今回、初めてその部位の筋肉を負傷した。そのため、上半身の筋トレをやらないで下半身中心の筋トレを今日はした。

筋トレで痛める部位は重い負荷を体のどこにかけたかである。シニアは筋トレマニアのシニアで無ければの話だが、硬くなった体をストレッチする運動、スクワット、機械式ベンチプレス、エアロバイクなどを中心に基礎体力を付ける。足腰の筋肉が衰えているとスクワットをやった時に膝の関節や腰に負荷が行きやすい。ベンチプレスならば、肩関節あたりの筋肉が痛み出す。

一般的に負荷が大きい重さを使った筋トレでは体の関節周辺の筋肉を痛めやすい。ロッカールームで湿布を貼っていた70歳代のシニアは肩に湿布を貼っていた。人によっては翌日の筋肉痛を予防する意味合いで負荷をかけた部位に湿布している。筋トレをした翌日に筋肉痛を感じる部位がある場合、筋トレ後にその部位に湿布したほうが予防策になる。

筋肉痛なのか、筋肉を痛めたのか?

96歳の亡き義父は、クリニックで湿布剤をもらってくる時が多かった。別に筋トレをしているわけではない。加齢から来る筋肉の衰えと運動不足で血行が悪くなり筋肉痛が生まれる。血行が悪くなりコリが筋肉に出来ると痛みが筋肉に生じる。筋肉のコリから来る痛みは血行を良くすれば治る。筋トレで生じる筋肉痛は傷ついた筋肉細胞を治す過程で生まれる痛みである。炎症が起きているので湿布が効果を発揮する。

筋肉の筋を負傷したときは治るまでに時間がかかる。私の場合は1週から2週間ぐらい完全に治るまで時間がかかった覚えがある。今回の右脇腹周辺の筋肉の負傷は1週間ぐらいで治るのではないかと思っている。筋肉に痛みを感じているときは、お風呂を出た後に湿布したほうが翌日の痛みを和らげる。

筋肉痛は体を休ませていれば自然と1日、2日後に治ってしまう。湿布をするほどひどい筋肉痛はやり過ぎた筋トレか鍛えたことがない筋肉をトレーニングした時である。シニアの筋トレの基本は無理をしないことである。無理をして体の調子を狂わすと筋トレスケジュールも狂う。 

普通の筋肉痛は痛くても1日、2日後に自然に治ってしまう。湿布は緩和ケアになる。筋肉の負傷は、1週間から2週間ぐらい治るまで時間がかかる。炎症を抑えるために湿布を続ける必要がある。痛みが薄れてきたら、自然治癒力に任せる。

筋トレをすれば筋肉痛がおまけで付いてくる

筋トレは年齢に関係なく筋肉を成長させる。シニアは60歳から体の筋肉量を失い易くなる。70歳から筋トレをするよりも60歳から筋トレを始めたほうが筋肉貯金を貯めやすい。シニアの筋トレは、初心者であればどれ位筋トレをしたら良いかが分からない。私はこんな助言をいつもしている。筋トレをした翌日に筋肉痛があれば確実に筋肉を鍛えられている。筋肉痛がない筋トレは筋肉を成長させていないので筋肉痛を目安にしてほしいと

結論

  • シニアが筋トレをすると湿布する機会が増える。ひどい筋肉痛と筋肉を負傷した時。筋トレをやり始めたシニアは、筋肉痛がひどい場合がある。そんな時は躊躇なく湿布を患部に貼るべきである。
  • シニアは普通の生活では筋肉量を失い始める。筋トレで使っていない筋肉を鍛えることで健康寿命を伸ばせる。筋トレを始めると必ず筋肉痛が伴う。ひどい筋肉痛ならば湿布を貼るしか無い。そして、体が普通の状態になったら、また、筋トレを再開することが重要である。