結婚して生活を共にするとある日ある時独身時代に着ていた衣類が消えている事に気が付く。確か、学生時代から使っていた古いジーンズがあるはずなのが見当たらない。それも一本ではなく5本ともだ。家内に聞くと、「捨てたわ!」
Why?
夫の物は妻が管理しているという感覚が強いのではないだろうか。夫の許可無く自分が気に入らない衣類は夫に知られないうちに捨てる。夫がそれに気がつく頃は事既に遅しとなる。
結婚して39年が経つ。今は妻が勝手に私の衣類を捨てることはなくなった。一度、この件で爆発したからだ。「お前になんの権利があって俺の衣類を勝手に捨てることが出来るのか!」と怒った。これで私のものを捨てるときには必ず私の許可を得るルールが確定した。
旦那のモノは妻のモノ、妻は夫の存在を飲み込む
一般的に妻は旦那が着る洋服を自分好みにしようとする傾向が強い。この傾向は、少女時代の人形遊びからくるのではないか。旦那が妻の人形になる。妻たちは、世間体を気にする。自分の旦那が流行遅れのファッションで外出するのを嫌がる。
私は学生時代米国の大学で生活をしていた。その時に愛用していたジーンズを大切に使っていたのだが時代の流行に合わないという印象を妻は持っていた。結婚してからそのジーンズをはいていた。ある日ある時、突然そのジーンズ5本が消えてなくなったのには驚いた。
妻の返答に絶句した!
家内に聞くと、「捨てたわ!」。その時以来、妻には私の衣類を捨てる時は必ず私の了解を得てからにしてくれと強く言い聞かせた! それでも、数年おきに勝手に私の衣類を捨てている。シアトルで購入した革のロングコート、米国の企業から頂いたジーンズジャケットなど使える衣類が消えて行くのだ。
妻の心理が男性として理解しがたい。一方で自分の衣類は捨てていないのだ。私は妻の着せ替え人形なのだろうか。
この10年、20年間は妻も私の怒りを覚えたためか勝手に私の衣類を捨てなくなった。と言うか、もう独身時代の衣類が捨てられて捨てるものが無くなったからだ。妻たちは、パートナーのモノに対して愛着を持っていない。自己中心的である。
39年後の今
私の衣類は自分で管理するようにしている。妻に全てをお願いしていない。「親しき仲にも礼儀あり」のマナーが夫婦の間にあるべきである。夫婦生活が長いとお互いの存在が空気のようになってしまう。特に定年退職後に始まる年金生活では夫婦二人だけの生活が続く。
多くの奥様方は夫の趣味嗜好を夫以上に知っている。あうんの呼吸で夫が何がほしいのか、わかってしまう。夫の存在が妻に飲み込まれてしまっているので夫は妻に頼ってしまう。もう、自分の衣類問題でとやかく言う前に妻が問題を解決してしまう。
老後の生活は妻が主導権を200%以上持つことになる。夫よりも元気で長生きするからだ。もう、男、女という性別で物事を考えるのが適さなくなる。性別関係なしのパートナーになっているからだ。
結論
私のような経験をしている世の男性は多いのではないだろうか。これから結婚する男性は、新妻のモノを捨てる行動に注意・観察することを助言する。