子供の頃、60歳の人を見たら老人だと思っていた。今、62歳の私を鏡に映してみると確かに風貌は老人の顔になっている。顔は老人なのだが、心の中と体力はまだ老人になっていないと思っている。他人に私は老人でないと訴えるのは凄く大変だ。お化粧をしている女性は、ある程度、顔を若作りできる。男性は、ほとんど化粧をしない。やるとしたら、薄くなった髪の毛を人工的に増やしたり、髪を黒く染めるくらいだろう。
でも、
体全体からの印象は老人だ。
歳を取る喜びと心配事
20歳代、30歳代は歳を取ること事態をあまり気にしないで目先の欲求を満たす人生に没頭している。40歳代、50歳代の中年になると歳を取ることで体に変化が出てきたり、仕事環境から歳を意識せざるを得なくなる。会社内での昇進、リストラ対象年齢、将来のキャリア設計などで年齢を意識するようになる。
60歳代になると大きな人生の転機を迎えるため、1年毎の年齢に気を使いだす。年金受給まであと何年とか、65歳定年退職後にどうしようかとか、老化現象が確実に体に出て来るとかだ。体の老化現象や異変は、1年毎に歳を取る度に新しい体験をする。免疫力が低下して体の弱い部位で異変が発症する。健康に意識が行き始め、言葉に出始めるのは60歳代からだ。
最大の喜びはやりたい事ができる時間
人生の喜び方や心配事もイベントも違ってくる。子供たちが巣立って夫婦二人の生活が始まるからだ。子供に気兼ねせずに旅行が出来る。お互いの時間の使い方に自由度が増す。今までやれなかったことに自分の時間を使いだす。会社に縛られずに本当の人生を始められる。自分の老後を夢見ている人にとって、60歳代の期間は好きな事を思いっきり出来る。60歳代の喜びは、好きな事が出来る時間が生まれる事だ。
60歳で定年退職金を頂き、65歳で年金受給が始まる。お金の問題は、老後の心配事の一つであるがゼロ収入になるわけではない。年金プラスの収入をアルバイトやパートの仕事で得ることができれば、老後の貯蓄と補填は出来る。
今年65歳になる私は、目標を設定している。その目標に向かって自分の人生を作って行く。喜びは、目標が少しづつ達成されて行く過程にある。例えば、昨年から展開している新規ビジネスによる売り上げ目標、筋トレ目標、買いたい物目標、やってみたい目標などだ。全部は叶えられないが、目標に向かって自分の人生を作り込んでいく過程が面白い。
最大の心配事は健康
いつも、予定外の出来事が発生する。歳を取りながら今まで気が付かなかった事に気付いたりする。良い事も悪い事もだ。心配事は、自分の体だ。人生を楽しむには、体が資本でになる。大きな病気をしないで体力を維持しながら働き続けられる健康を求めている。こればかりは、努力目標でしかない。何をすれば確実に健康を維持できるという法則と保証がない。自分の体に合った健康法を自分で見つけるしかないからだ。
65歳になることで確実に変わって行く事は、老化だ。知らないうちに体のどこかが老化で機能低下になって行く。筋トレや定期的な運動、そして、食事で老化で衰えて行く機能を向上できるならば嬉しい。一つだけ確実な事は、定期的な筋トレで体力を維持向上させることである。今の私の体は筋トレのおかげで年齢以上の体力を維持できている。
年齢以上の体力とは、65歳のシニアがベンチプレスで93キロを上げる筋力、懸垂10回、ブランク1セット3分間などが出来る事である。
結論
60歳を過ぎたら、基本、好きな事をする人生を自分で設計して実行して行く事だ。65歳になる私は、その基本目標に向かっていつ終わるか分からない人生を送る予定だ。