私たち人間は、年齢によってストレス耐久力が変わるのではないかと思う時がある。カフェで仕事をしている時、赤ちゃんや幼児が大声で騒ぎだすと耐えられなくなる。若い頃は我慢する許容力がまだあった。今はイヤホンで耳を塞いで音楽を聴いている。
ストレスは必要不可欠な生活要素であるが、精神的に不安定になる領域がある。何かに集中したい時の邪魔されるような音や騒ぎは普通以上にストレスを生む。当然、個人差はある。
我慢できない音量、継続時間、繰り返しで冷静なマインドが狂いだす。シニアは年齢とともに環境への適応能力が衰えてくるのではないか。ストレス耐久力もそれに影響されていると私は思っている。電車の中でシニア同士が大声で怒鳴り合っている。原因は鼻を出してマスクをしているから鼻をマスクでかぶせろということだった。
私だったら、見て見ぬ振りをする。余計なお節介をしたくない。困るのは鼻を出している当事者だからだ。注意したシニアはコロナ感染に過敏になりすぎた方なのだろう。状況を深く考えないで余計なお節介をしてしまったと私は思っている。
自分を守るためにストレスを避ける行動を取る
スターバックスのお店でリモートワークをしている。不特定多数の人の往来がある。静かで空き席が多い時間帯を選んでコーヒーを飲みながら仕事をしている。それでも、時々癇に障るようなお客が来る。赤子や幼児を連れた母親グループである。
スターバックスのお店で
カフェで席を見つける時、赤子や幼児を連れた母親グループを極力避ける。落ち着いてコーヒーが飲めなくなるからだ。女子校生グループ、3人以上の女性グループ、二人連れの中高年の女性が大勢いる時はそのカフェを諦める。おしゃべりの声に耐えられなくなるからだ。
大声でおしゃべりをするグループは耐え難い。「静かにしろ!」と叫びたくなる。他のお客に配慮して小声でおしゃべりをしろと言いたくなる。これが私の言い分であるが、相手は相手の言い分がある。やかましいならば、別のカフェに行ったらどうなの!と。
衝突を避けるテクニック
シニアになったら、出来るだけ衝突を避けるテクニックを身に付ける必要がある。自分の感情から起きる衝突は、3回深呼吸をしてから黙ってその場を去る。電車の中で時々嫌な思いをする時がある。出口をブロックしてスマホで遊んでいる人たちだ。そんな時は、体を押し付けながら出口に向かうと体をどけてくれる。私の気分は頭に来て言葉にならないほど呆れている。3回深呼吸する方法は頭を冷やす効果がある。
スマホ歩きで怒り沸騰
階段を降りる時にスマホを見ながら文字入力をしている女子高生や若いOL、主婦がいる。見ているからに危ない。後ろを降りている私は、少し、間をあけて避けている。スマホ歩きをしている人が多すぎる。スマホを取り上げてどこかに投げ込みたい気分になる。TPOを考慮したスマホ遣いが出来ないのだろうか。
ハワイではスマホ歩きが条例違反になり罰則金を支払う事になっている。日本もそれぐらい厳しい条例を施行しても良いのではないか。少なくとも危険が伴う場所に限定する。例えば、横断歩道を歩く時、階段の昇り降りの時、自動車、バイク、自転車を運転している時、人通りが激しい通路など。動きながらスマホを使うのは最低限やめてもらいたい!
スマホ歩きをしている人を見ると自然と怒りが生まれてくる。歩行の邪魔になるからやめてくれと大声で叫びたくなる。私は自分の怒りを抑えるために出来るだけスマホ歩きをしている人たちから遠ざかる。心の中では「勝手につまづいてスマホを落とし、画面を割って使え無くなれ!」と叫んでいる。
災から遠ざかる工夫
災いを遠ざける工夫がシニアに必要になる。気が短くなるシニアは災いを呼び込む。災いを自分に近づける場所や人から離れることが一番簡単な解決方法である。何らかの理由でストレスを感じ始めたら理由をつけてその場から離れる。一人になって3回深呼吸をする。心が落ち着くまでストレスを感じた場所に戻らないことである。
自ら災いを呼び寄せるシニアはこんなことをしている。
- 何かと批判する
- けなして優越感を味わう
- 文句を言って自我を通す
口は災いの元。口を閉ざして黙る習慣を身に付ける必要が気が短いシニアに要求される。余計なお節介に見えるときは黙ってその場を離れる。状況を良く判断する心の余裕がほしい。
60歳を過ぎると生活環境が変わる。新しい生活環境で気が付かないうちにストレスを受けているシニアが多い。自分が思ったように職が見つからないためにそのストレスを発散する機会を探し始める。ちょっとしたことでそのストレスが爆発する。
結論
- シニアは年齢とともに環境への適応能力が衰えてくる
- シニアになったら、出来るだけ衝突を避けるテクニックを身に付ける必要がある
- 3回深呼吸をしたり、余計なお節介になるようなことをしない