私の子供が大学生の頃、こんな事を言い聞かせていた!
社会に出て働き始めたら、3つの収入源を得る方法を作りなさいと。出来れば、大学生の内に1つ収入が定期的に入る仕組みを作れば社会に出てから助かるからと。同じ事を高齢者で経済的に余裕を求める方に言いたい。
定年が60歳から65歳まで延長されている。今60歳のシニアは残りの5年間のうちに年金所得以外の収入を得る方法を考えて準備する必要がある。既に65歳で年金収入を得ているシニアもパートやアルバイト以外に収入が得られる方法を準備すべきである。
パートやアルバイトは時間の問題で年齢制限と自分の肉体的な限界がやってくる。老いてくるシニアは知的生産でお金を稼ぐ準備を今からすべきである。私は現在67歳で自営業者である。年金収入とビジネス所得があるがこの不況と老いで年金以外の収入を知的生産で増やすことに努めている。
法人相手のビジネスは2023年10月からインボイス制度が施行されて売上1000万円以下の零細企業の消費税免税が出来なくなる。ビジネスをする相手が法人でなければ請求書を発行する必要がないのでB-to-Cのビジネスに変えればインボイス制度の影響を受けない。
私の場合は法人相手のビジネスであるためインボイス制度の対象者となり、適格請求書発行事業者として登録番号を取得する必要がある。以前から法人相手ビジネスを一般消費者相手のビジネスに変える準備をしている。請求書を発行しないで収益を得るビジネスを目指している。
インターネットではそれが出来る。典型的な事例は情報を売るオンライショップである。知る人ぞ知る情報を持っていればその情報をPDFにしてダウンロード販売が出来る。簡単ではないがそれでビジネスをしている人たちが実在している。私にはそんな情報がないので出来ないが別な方法を考えている。
年金所得+2つの収入源を60歳、70歳代のうちに作り出す努力がこれからのシニアに求められる。
3つの収入源とは!?
65歳を越えているシニアは定期収入を得る仕事を見つける必要がある。65歳は年金が入ってくるがこれからの物価高騰で年金だけでは足りなくなる。健康で体力があるうちに年金以外の収入を確保する努力が必要である。
70歳を過ぎるとパートやアルバイトからの収益が難しくなる
年齢が70歳を越えると見つかる仕事が少なくなる。多くは3Kのように人がやりたがらない仕事になる。その上、健康や体力面で問題を抱えるシニアが増えてくる。体や頭を使う仕事を維持できれば、働く事で生活のリズムが作れ、社会とのつながりが維持され、精神的な孤立も緩和される。年金プラスのお金も手に入る。定期的な仕事はシニアにとって経済的、精神的な安定剤になる。
問題は肉体労働のパートやアルバイトには年齢と体力の限界がある。80歳を超えてもパートやアルバイトが体力的に出来る高齢者は少ない。75歳あたりで肉体労働を諦めるシニアが増える。できれば、肉体労働でない頭を使う知的な生産を仕事にしたほうが良い。
3つの収入源を得る方法
今、60歳代のシニアは10年先、20年先の自分の生活を踏まえて3つの収入源を得る方法を考えるべきである。例えば、こんな感じになる。
1.年金からの収入
2.アルバイトやパートからの収入、自営業からの収入
3.不労所得(株式の売買など資産運用からの収入)
1の年金収入は、65歳以上であれば確実に得られる。2と3は個人差がある。出来る人と出来ない人がいる。自分の強みを上手く活用したビジネスを作り出せば良いだけ。簡単ではないが、時間をかけて試行錯誤をするか、しないかである。 やる人にはチャンスがあるが、やらない人にはチャンスがない。
インターネットビジネス(B2C、海外からの収益)
私は現在67歳であるので1の年金収入が有る。2番目は自営業をしているのでそこから収益がある。ただ、先行きは分からない。3番目はインターネットで広告収益を得ようとしている。本業がインターネットビジネスであるため、サイト構築の技術があり、集客サイトの作り方を知っている。必要なのは時間とコンテンツだけ。
2と3番目の収入源は時代と共に変わっていく。絶えず新しいビジネスチャンスを探しながら収入源を得る仕組みを作り出さねばならない。
今興味があるのは、何か目に見える物を作り出すことが出来ないかということである。何か自分で作り出せればその製品をネットで簡単にB-to-C向け販売ができる。ネット販売する仕組みは沢山あり、捜すのに苦労しない。自分でも作れてしまう。問題は、いつも、売れる製品を自分で作れるかである。
インターネットでは写真やデザインなどを製品として販売している人たちがいる。彼らにはそれが出来る才能がある。販売する才能ではなく、魅力的な写真を撮れる才能やデザインが作成できる能力である。私にはそれがないのでそれら以外の分野で何かできないかを捜している。
サービスは物として目に見せることが出来ないので手にとって触れる製品を作りたい。自分が作れる逸品になる。安売りではなく、高価な製品として作り、販売したい。
物作りは生きがいになりやすい。個人でも作れる物が見つかればそれが出来る。販売する物さえ自分で作れれば、後は、既に準備できている。集客サイトの作り方が分かっているので製品さえ有れば、その製品を求める人が集まりやすい集客サイトを作れば良いだけである。
グーグルのアドセンス広告で収益を得ようと苦労している。この収益は海外からの収益になるため日本のインボイス制度の対象外になる。私が請求書をグーグルに発行する必要がないからである。グーグルから私に直接支払われる。
グーグルのアドセンス広告収益は誰でも参入ができるが、収益が得られるまで試行錯誤が何年も続く。集客サイトにするために必要なコンテンツと記事作成の能力と労力が求められる。参入が簡単なビジネスは競争が激しく簡単にお金を稼げない。
シニアのニーズはシニアが知っている
肉体を使う仕事からの収入源は年齢制限がある。誰かに雇用される仕事になる。70歳までが限度。できれば、70歳を越えても働ける仕事先を今から探すことである。重要なことは元気で健康であること。70歳を過ぎると体力も働く気力も落ちてくる。免疫力が落ちて病気にもかかりやすくなる。
肉体を使う収入源に代わる頭を使う仕事を探しながら、作りながら、70歳過ぎまでに知的お金稼ぎに移っていく。シニアが出来ることはシニアに聞くのが一番良い。シニアのニーズはシニアが知っている。若い人にはシニアのニーズを理解しがたいからである。
単純な仕事が思わぬお金を稼ぐ場合がある。人が気が付かないシニアのニーズを分析すること。シニアが感謝してくれる行為がお金を生む。シニアが困っていることを助けることがお金を生む。自分が困っていることを自分なりに解決できれば、それで他のシニアも救える。
結論
年金所得プラス後2つの収入を得る仕組みを60歳、70歳代のシニアは作る必要がある。肉体労働は時間の問題で出来なくなる。70歳の声を聞くとパートやアルバイトの仕事も限られる。自営業も時代の変化でビジネスモデルがだめになる。自分の強みを上手く使って年金以外の所得を稼ぐしか時間を有効に使えなくなる。
インターネットを使った物販ビジネスは個人でもやれるが自分で製品を作らなければ旨味がない。このへんは試行錯誤で考える必要がある。不労所得として金融資産の運用があるがリスクが大きい。シニアの知恵を使って新しい所得を作るしかない。シニアは収益を得る方法を頭を使って作る挑戦をすべきである。