私は来年65歳になる。年金を受け取りながら自営を続ける事になる。年金は老後の生活で無いよりは有った方が断然良い。私が30歳代の頃は年金なんて頭の隅にもなかった。老後の生活も考えたこともなかった。全て、今の生活を楽しむために会社員をしていた。
51歳から起業して自分でお金を稼ぎ、生計を立てて来たが苦労が多い。年金は、会社員時代と独立した時に積み立てたお金が利子とともに自分の元に返金されるお金になる。生きている限り頂ける不労所得になる。
自営業者のビジネスは、個人差が大きく不安定である。良い時は凄く良く、悪い時は赤字で不安な毎日になる。65歳で年金を頂けるとビジネスが不安定でも生活面で深刻な問題は生まれない。年金が生活費になり、ビジネスの売り上げが老後資金や余暇に回せるようになる。
年金のお陰で私の生活は金銭面で深刻な不安で悩まされないと思っている。年金だけで最低の生活は維持できる。死ぬまでビジネスを続ける予定でいるので年金プラスビジネス収益が続けば今の生活を継続できる。
もし年金が国民年金だけであれば、老後の生活は成り立たない。ビジネスを死ぬまで続けざるを得ない。国民年金、厚生年金、企業年金の3つ不労所得を死ぬまで頂けるのでそれが老後の生活の経済的な安心になる。
私には30歳になる息子がいる。彼も会社員と自営業を経験している。今は、自分がやりたい仕事でビジネスを展開している。時代は私が30歳の時と環境ががらりと変わっている。彼が年金をもらえる年齢は今の65歳から70歳に延ばされる可能性が非常に高い。
もし彼が自営を続けるならば、70歳になった時の年金対策(不労所得)を今から考えて計画すべきである。
国民年金プラス他の収入源(不労所得、ビジネス収益)
30歳の若者がこれから迎える40年後の社会は、一つの収益ではなく複数の収益を得る働き方が一番安全なワークスタイルになる。企業は労働者を簡単にリストラ出来るようになる。正社員よりも非正規社員でビジネスが回せる仕組みがA.I.で可能になる。
必要な時に必要な専門スキルを持ったフリーランス事業者や個人事業者を使ってビジネスを展開する。失敗すれば、直ぐにプロジェクトチームを解散できる。雇用問題は発生しない。スクラッチとビルドが簡単になる。終身雇用制度で働いてきた私たちとは違う不安定な労働環境で働く事になる。
私が息子ならば、こんな年金対策を準備する
1.国民年金(必須)
2.小規模企業共済
https://www.smrj.go.jp/kyosai/skyosai/entry/index.html
月1万円から、税控除あり
3.少額で分散投資が出来る投資信託
月1000円から始められる
4.自分年金(老後資金のために一定の金額を毎月自分の銀行口座に強制的に貯蓄する)
自分で決めた金額を強制的に貯蓄する。
この4つの対策を70歳まで続けられれば、老後の金銭面の問題は解決できると思う。問題は、ビジネス収入が不安定であるとどれか一つ、二つしかできなくなる。
ビジネスが上手く行っている間にちょっと無理をして老後資金を貯め込むしかない。これをやって置かないと赤字になった時に老後資金を運転資金に回す事になる。
安全な収入源確保としてこんな働き方を私ならば検討する
1.兼業ビジネス
会社に勤めながら自分のビジネスを継続する。これが出来れば、年金、厚生年金、
401K などは雇用先の会社がやってくれるので国民年金はいらなくなる。
2.現実とインターネットの市場で収入が得られるビジネス
会社に勤めながら副業を始める。副業はインターネットだけで行えるものになる。
3.今のビジネスを材料にビジネスの失敗談を書籍に出来るよう日記を書く
アマゾンで電子出版が出来る。成功談よりも失敗談の方が価値がある。
兼業ビジネスと言う働き方が出来る会社を見つけて採用されれば、普通の会社員よりも安心できる働き方が可能になる。これからの会社員は、正社員に成れたからと言っても安心できない。リストラが増えるからだ。経営スタイルが今以上に米国の雇用形態に近ずく。レイオフが簡単に出来る雇用環境になって行く。
多くの会社員は、副業を試みる時代に入る。兼業ビジネスであれば、会社をリストラされても自分のビジネスで耐え忍ぶ事が出来る。
結論
30歳の若者が70歳になるまで40年間がある。大きな変化がこの40年間の内に何度も発生すると思う。その度に今までの常識が覆され、新しい価値観と生活様式が当たり前の世の中になる。異常気象や政治の不安定で経済戦争が多発すれば、その影響は日常生活に及ぶ。
「自分の力で自分の人生を切り開いていく人生」と「他人の会社の従業員として自分の時間の切り売りで生きて行く人生」を取るかを今以上に問われる時代になる。
70歳になって年金をもらう時に出来るだけ不労所得が沢山もらえる仕組みを自分で作って置ければ老後の経済的な生活は安定する。