考えている言葉と言った言葉が違う現象を時々経験するシニア

考えている言葉と言った言葉が違う現象を家内から指摘されることがある。この現象は、誰にでも起きる現象であると私は理解している。私も知人が〇〇〇〇と言ったのにXXXXと聞こえて問い正したことある。本人は、XXXXと言ったと認識している。こんな現象に時々出くわす。まさか、私自身も同じような事をしていたなんて思いも寄らなかった。

自分自身に違ったことを言ったという意識がないために家内と口喧嘩になる。

考えている言葉と言った言葉が違う現象が起きる時は、聞き取った言葉がはっきり聞き取れず勝手に解釈して答えている時が多い。最近、こんな会話があった。

私:「このアンパンは、京王線仙川駅近くにあるアトリエ猿田彦珈琲店でしか販売していないアンパンだよ。」

息子:「猿田彦珈琲店に行ったの!今飲んでいるコーヒーも猿田彦のコーヒー?」

私:「そうだよ。アンパンだよ。」

この時、私の頭の中には、猿田彦珈琲のアンパンのことしかなかった。コーヒー豆のことは頭になかったのだ。

会話が噛み合わないまま、私は猿田彦のアンパンのことを言った。息子や家内はアンパンではなくコーヒーのことだと思っていた。

「考えている言葉と言った言葉が違う現象」がひどくなると若年性アルツハイマー病を疑われる!

私の知人は、58歳頃に物忘れがひどくなり仕事上で支障が発生し早期退職をした。診断の結果、若年性アルツハイマー病であると言われ、東京の自宅を売却してその資金で北海道になる治療施設で生活を始めた。そんな便りがメールになって本人から届いた。彼が突然会社を退職した理由が分からず心配していたときであった。

64歳以前に発症した認知症は、若年性アルツハイマー病と呼ばれるらしい。私は今63歳である。物忘れが酷くなっているという気はしない。最近、物忘れで困ったことはない。若年性アルツハイマー病の兆候はこんな感じらしい。

  • 日常生活で物忘れが目立つ
  • つじつまが合わない言動が目立ち始める
  • 普段のあの人とは違った行動や失敗が多くなる
  • 最近、変わったと印象づける行動や言動がある
  • 人付き合いを避けるようになる

 

普通の物忘れ程度の度合いを超えるほど物忘れ現象が目立ち始めるとアルツハイマー病を疑るべきだ。そんな感じがある場合は、認知症専門のクリニックで診察を受ける。

物忘れやつじつまが合わない言動が自覚できるようになると症状は酷くなっている状態ではないか。初期症状は、自分よりも他人や家族が気が付きやすい。普通の生活で違和感が感じられない人であれば、問題はないと思う。

私の考えている言葉と言った言葉が違う現象はちょっと若年性アルツハイマー病とは違うと思っている。今日もある方とカフェで初めての打ち合わせをしていた。初対面の方であるが、会話で違和感を与えるような言動はしていない。相手も私の言動に違和感を覚えるような顔はしていなかった。会話自体は、普通のシニアの会話で2時間余話しが続いた。

家内からの指摘は、時々あるが、同じような現象は家内の言動にもあることを私は気がついている。

つまり、

考えている言葉と言った言葉が違う現象は、誰にでも起きる現象ではないかと私は感じている。

問題は、「考えている言葉と言った言葉が違う現象」がひどくなり日常生活で支障が出るようになると何らかの病気であることを気づかせるようになる。

私の義母は、初期の認知症を発症している印象がある。同じ言葉や話が時間をおいて何度も話し出す現象だ。1、2分前に話したことを思い出したかのように話し出す。普通の人であれば、ちょっとおかしいと気がつくはずだ。86歳に義母であるので認知症が発症しても不思議ではない。大半の年配者は、過去に話した話をあたかも初めて話すかのように語り始める事が良くある。良くある老人の会話だ。

考えている言葉と言った言葉が違う現象」を感じたら、しばらくその人の様子を見てみると良い。その現象が継続するのかどうか、日常生活で支障が生まれているかどうかだ。 

この記事「考えている言葉と言った言葉が違う現象を時々経験するシニア」のポイントは、

  • 「考えている言葉と言った言葉が違う現象」を経験した事が一度や二度過去にあるはずだ
  • 若年性アルツハイマー病は物忘れがひどくなる、つじつまが合わない言動が目立つ場合が多い
  • 「考えている言葉と言った言葉が違う現象」を指摘されて病気と思うのは早合点だ