スポーツシューズを買って失敗した事があるか?

3ヶ月前にアウトレットモールでナイキのウォーキングシューズAir maxを8800円ぐらいで購入したのだが、失敗したと思っている。いつも履いている靴のサイズ26.5cmでスポーツシューズを選んで履いてみた。その場での履き心地が良かったので十分チェックせずに購入してしまった。これがまずかった!

帰宅して翌日からナイキのウォーキングシューズAir maxを履き始めた。歩いているうちに両足の親指がなぜかシューズの先に当たる。当たり方が履き続ければ続けるほど親指の先に痛みが走ってきた。靴を脱いで親指を見たら突き指したように赤くなっていた。親指の爪の裏に血が出てきていた。

インターネットで調べたら、私と同じような痛い経験をした人たちが大勢いた。ナイキのスポーツシューズは日本人の足のサイズに調整されたいないため、少し小さめであるという。買う時は自分の足のサイズよりも少し大きいサイズにするようにと書いてあった。

私はナイキというブランドを信じ過ぎていたようだ。同時にじっくり履き心地をチェックして違和感があるかどうかを確認すべきであった。取替は出来ないので履き方を工夫している。これ以外にスポーツシューズを買う時に注意することが別にある。

スポーツオーソリティの店員に聞いてみた。

スポーツシューズの寿命と受け止め方

革靴はすり減った踵を取り替えるだけで少なくとも数年は持つ。丁寧に革靴を扱えば10年以上履き続けられる。当然、時折修繕が必要だが。一方で、スポーツシューズは長くて数年である。靴底がすり減ってくる。踵を変えられないので買い替えになる。毎日履いていれば、それだけで靴底は減って行く運命にある。

スポーツオーソリティの店員曰く:スポーツシューズで使われている接着剤が劣化して剥がれてくる

一般のお客が知らないことはスポーツシューズで使われている接着剤が劣化して剥がれてくることである。スポーツ店員曰く、「大体2年ぐらいで劣化現象が起きるでしょう!」特に雨などに接する使い方をすると劣化が早まるという。

いつも、思う!なぜ、スポーツシューズは1万円以上もするのだろうか?安い運動シューズを探せばあるのだが、品質が悪いのだろうか。確かに履き心地が悪い上に突き指をする場合がある。その意味合いで品質が良いブランド品を選ぶことになるのだがナイキのスポーツシューズAir Maxのようなケースもある。一概には言えない。

1万円以上もするスポーツシューズで寿命が長くて2年。革靴ならば1万円で最低でも数年以上は使える。使う用途が違うためだろうか。シューズの作り方が根本的に違うためかもしれない。製品コンセプトが違うためか。私の印象ではスポーツシューズを修繕する人をあまり見たことがない。多くはかかとの磨り減りで履けなくなる。

どんな製品でも経年劣化が生まれる。使用頻度と使われる環境にも左右される。運動靴は雨が降る日も履かれやすい。運動靴で使われている接着剤は根本的に水に弱い。シューズが汚れたので洗濯機で洗う人もいる。

靴底が剥がれそうになったので強力な接着剤を購入して直そうとしたが、製造工場で使われいる接着剤とは違うため所詮小手先の応急処置でしかならなかった。仕方がないので新しいスポーツシューズを購入するしかない。

考え方を変える:スポーツシューズは消耗品である

スポーツシューズと革靴は使う用途が違う。同じ秤で測れない。自分の価値観をアップデートして私が変わる必要がある。世の中はものすごい勢いで変わって来ている。製品に関する価値観も時代の要求で変わって来ている。革靴もスポーツシューズ化しはじめた。営業マンに必要なのは革靴ではなく足に優しいスポーツシューズ。メーカーはそのニーズを革靴に取り入れ始めた。価格は2万円以上。革靴とスポーツシューズの良い点を合わせたスポーツシューズ革靴が販売されている。

スポーツシューズは革靴とは違って踵の取替は出来ない。修繕するよりも新しいシューズを購入するのが用途に合うと理解するしかない。スポーツシューズに耐久性を求めると製品コンセプトから離れる。スポーツシューズをウォーキングシューズやランニンシューズとして使う場合がある。シニアなどはウォーキングシューズとしてスポーツシューズを購入する。

スポーツシューズをウォーキング目的で買う時に注意すること

シニアは足腰の筋肉を鍛えるために散歩をする機会が多い。散歩で使う靴はスポーツシューズになる。その理由が軽くてクッションが良いことである。時々見かける老人はスポーツシューズの靴底が左と右でアンバランスに減っているシューズで歩いている。シニアは老化で体のバランス感覚が鈍くなっているのでこんな状態のスポーツシューズは危ない。

注意すること

  1. 価格やブランド名でウォーキングシューズを選ばないで自分の足にあった、履き心地が良く、突き指をしないサイズをチェックする(じっくり履き心地を試しながら確認する)
  2. 蛍光色のウォーキングシューズを選ぶ(夜散歩するシニアが多いので自動車のライトで見えやすくする)
  3. 外出用と散歩用にウォーキングシューズを使い分ける(散歩用は汚れても良いようにする)
  4. 踵のすり減り程度か、経年劣化の2年間のどちらかで新しいシューズに買い替える(乾電池と同じような消耗品である)

 

結論:

スポーツシューズで失敗することはサイズチェックと履き心地が不十分なため間違った買い物をすることである。更にスポーツシューズは修繕して履き続ける靴ではないこと。経年劣化でスポーツシューズで使われている接着剤が剥がれてくる時期がある。2年間前後で本来のスポーツシューズの役割は終えると考える。

シューズメーカーによってはサイズ感覚が日本人用になっていない場合があるのでブランド名に左右されずに自分の感覚を優先する。価格が高ければ良い製品ではない。全ては自分にあったスポーツシューズであるかどうかである。

高い運動靴であったから踵が減っても履き続けるということはしない。スポーツシューズは消耗品であり、革靴のように耐久性がある作り方をしていない。