老人の居場所はカフェなのだろうか?

健康増進のため医者は高齢者たちに毎日外出することを勧めている。自宅から外に出ることで外部からの刺激で認知症予防ができ、歩くことで体の筋肉を使わせる。

外出する老人が増えているのは良いが、行き先はどこなんだろうか。都会に出てくる老人は、とりあえず、カフェでコーヒーを1杯飲みながらどこで暇を潰そうかを考える。カフェは老人が最初に行く居場所である。カフェをベースキャンプ場にして次の行き先を考える。

カフェは老人の居場所になっている!

カフェが老人たちの居場所になっている。これは、ヨーロッパでも米国でも顕著だ。自宅で一人何もしていないことに耐えきれないのだろう。老人たちが外に出てくるのは良いサインである。老人たちが、明るく、楽しく、元気でいる姿が私たちの老後の姿になるからだ。

今朝、ジョイナス地下街に新しく出来たスターバックス・ジョイナス店で仕事をしていた。パソコンで情報収集していた時、隣の席に足の不自由なお婆さんがやって来た。杖をつきながら自分の体を動かすのが辛いように見えた。お婆さんがイスに座ってスタバで販売しているワッフルをコーヒーと一緒に食べ始めたら、杖がイスから転げ落ちた。杖を拾おうとしても体が立ち上がらない。手も杖に届かない。

私も隣にいて気になっていたので落ちた杖を拾ってあげた。なぜか、杖の置き方が悪いのか何度も杖が落ちてしまう。そのたびに私が杖を拾って渡してあげた。

30分ぐらいして時間がお昼時になった。お婆さんのトレーには、ワッフルが1つ残っていた。そのお婆さんが席を立って帰る支度をしていた。なぜか、そのお婆さんが私にワッフルを食べて!言ってきた。頂く理由がなかったので遠慮したのだが、受け入れてくれなかったので頭で軽く会釈して頂いた。

お婆さんは、ワッフルを2枚買っていた。1つは、自分用。もう一つは、友達用であった。ワッフルを頂いてから10分ぐらいしてお友達のお婆さんがやって来た。どうも、お友達のお婆さんとスタバで待ち合わせをしていたようだ。待ち合わせの時間にお友達が遅れたようだ。

一寸した出来事であった。カフェは老人たちの居場所である。都会だからそうなるのかもしれない。田舎ではカフェがあっても老人たちが行くのに不便だからだ。

一人で横浜の地下街を歩いている老人の顔を見ると「目的無く歩いている」という表情をした老人が多い。同じ地下街にドトールコーヒー店がある。朝の時間帯と午後の時間帯は、シニア専用と思えるほど老人たちで席が埋まっている。金額的に高くなく居心地が良い空間を提供しているからだろう。

本を読んでいるのでもなく、ただ、眺めているだけという老人が多い。お婆さんたちは、友達とのお話に忙しいのだが、男性は寂しそうにしている。1日中カフェにいられないので午前組と午後組に分かれているかのように老人たちが入れ替わる。カフェは都会の老人たちの居場所である。

カフェで私のように何らかの仕事をしている老人にはまだお目にかかっていない。仕事をしているのは、営業マンや自営業者たちだ。ビジネスの打ち合わせでカフェを使っている会社員も多い。 

あと、10年もしたらカフェで見かける老人たちは私のように仕事をしているかもしれない。私の世代は、年金だけで生活が出来ないからだ。生きて行くために働かざるを得ない。カフェは老人たちの居場所になり、仕事場になる可能性が高い。

このページのシニアライター:Norito H.Yoshida

Profile

雇用される生活から自分を雇用する生活をしている。2018年12月現在で12年間、起業。時間と場所に制約されないインターネットビジネスで生活費を稼いで自分独自のライフスタイルを作る。米国の州立大学 Western Washington University, B.S. in Sociology, Bellingham, Washington, USA を卒業してソニー株式会社、Yahoo!ジャパンで自分がやりたい事をやってきた。

最終的には、私が望んでいた起業(自分の手で稼ぐ生活)が実現。51歳の時に起業してこれからも生涯現役でインターネットビジネスの世界で生きて行く予定。今の時代は、65歳を過ぎると自分を雇用して生きて行く道しか残されていない。本来、その道が当たり前なのだが。人間は弱いので他人に頼る生活を求めがちだ。

シニアの生活実態は人様々。私が発信するシニアの生活体験記が参考になれば幸い。

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