成長ホルモンはシニアのアンチエイジングの元である。シニアだけでなく、人間であれば誰でも成長ホルモンのお陰で生き続けられている。成長ホルモンは、歳を取るにつれて分泌が減少してくる=老化が進むのである。
良い事が一杯ある成長ホルモンは、一体どのような作用を体の中で行っているのだろうか。
成長ホルモンを味方にするにはどうするか?
成長ホルモンの作用
シニアにとって成長ホルモンは、(1)骨や筋肉を作る(アミノ酸を増やし筋肉を作るたんぱく質合成を向上させて筋肉の量を増やす。骨も筋肉の成長に伴って強化される。)、(2)エネルギー代謝を上げる(新陳代謝を向上させ体脂肪やコレステロールを減らす。)(3)免疫力の向上(体組織の修復・再生する働きで体力を回復させ、病原体(菌やウイルス)や病気への抵抗力・免疫力を高める。)
成長ホルモンは、シニアの健康や若返りに効果があるという事が分かるが一体どのようにすれば成長ホルモンの分泌を促すことが出来るのか?
一般的に成長ホルモンを促すには、3つの方法があると言われる。
- 筋肉トレーニング
- 睡眠
- 空腹
シニアで欠けている活動は、筋肉トレーニングである。睡眠と空腹は普通の生活をしていれば問題なく成長ホルモンは分泌されているが必要以上の分泌はない。減少している成長ホルモンを増やすには、シニアに欠けている筋肉トレーニングしかない!
年老いてくるとどうしても運動量が減少する。当然、エネルギー代謝も減少する。筋肉を使う活動も減少する。アンチエイジングは、成長ホルモンを促す筋肉トレーニングする事で効果があると分かっているので若返りたいと思っているシニアは、今からでも遅くないので筋肉トレーニングを開始することだ。
まず、こんな筋肉トレーニングから始めてもらいたい。自宅でできる運動だ。
もっと自分は出来るというシニアは、近くにある公営スポーツセンターや有料会員スポーツセンターに出かけて行ってシニア向け筋肉トレーニング教室に参加して頂きたい。私が通っている横浜市保土ヶ谷区にある保土ヶ谷スポーツセンターには、色々な健康運動教室がある。例えば、50歳、65歳以上の健康教室だ。
類似の健康教室がお近くのスポーツセンターでも開催されているはずである。定期的に筋肉トレーニングをすることで減少していた成長ホルモンが増え始める。筋肉トレーニングを始めたら、必ず、たんぱく質が多い食事と十分な睡眠をしてください。寝ている時に成長ホルモンが多く分泌されるからである。
どんなに健康に良い食べ物を食べても食べた物を体に反映する仕組みに食べ物がうまく取り入れられなければ意味がない。健康食品を取っているから運動をしなくても大丈夫と思っているシニアは、考え直したほうが良い。
健康食品は成長ホルモンの分泌を促さない。
健康食品を購入するお金を筋肉トレーニングに投資した方がリターンが大きい。