怪我で入院して突然おかしな事を言い出したら、認知症ではなく一時的な「せん妄」障害ではないか?

「せん妄」という病気を知ったのは、義母が救急病院に入院したときであった。自宅で転び、頭を切ったために入院した。頭の傷を縫って入院生活を始めた翌日から訳の分からない内容を話し出したり、亡くなった家族や知人がお見舞いに来たとか、時間感覚が狂っている話をする。

せん妄とは、高齢者に多く発症する一種の意識精神障害。症状が認知症と似ていますが、せん妄は突然発症し、数時間から数週間にわたり症状が継続します。症状が時間とともに変化するのもせん妄の特徴です。

(東京ミッドタウンクリニック)東京ミッドタウンクリニック)

その症状が日増しに悪化してきたので周りの看護婦や医師がせん妄か認知症かのどちらかではと心配し始めた。病院側から自宅に帰って見慣れた環境で療養したほうが良くなると助言してくれた。年末であったのでスタッフ不足を危惧して自宅療養が出来る患者さんを先に帰宅させていた。

医師によるとせん妄状態は、見慣れた環境に戻れば1,2週間後に消えてなくなるという。

高齢者のせん妄はなぜ起きやすいのか?

義母がせん妄状態になった原因は、いくつか考えられる。

  • 手術後の麻酔後遺症
  • 環境の変化による心理的なストレス
  • 脱水状態

10日間病院に入院している間、見慣れぬ環境によるストレスは大きかったのではないかと感じている。病院に動けない状態で一人でいるのは、凄い不安をもたらす。若い人でも見慣れぬ場所に一人で居させられたら精神的に異常を来すだろう。高齢者の場合、心理的なストレスから「せん妄」が発症すると言われる。

年齢が85歳であるため、認知症になったのではと疑られる。せん妄と認知症に関する正しい知識がないため、義母が狂いだしたのではないかと家族は心配した。

入院した時は、脱水状態であったと聞いた。脱水状態がどれほどせん妄に影響したかは分からないが、入院中は脱水状態になっていないのでやはり心理的なストレスから来たせん妄状態ではと感じている。

自宅に帰ってからせん妄状態は日増しに消えていった。表情、話す内容、感情の起伏、うめき声などで異常が無くなり始めた。面白いことこに義母自身がせん妄状態の時に話した事を覚えていないことだ。

せん妄と認知症の違いをわかりやすく説明している頁があるので参考にしていただきたい。

義母が自宅に帰ってからもうすぐ1ヶ月が立つ。もう、せん妄状態は完全に消えていつもの義母に戻っている。現在は、圧縮骨折で痛めた背中を癒やすために介護ベッドでの生活をしている。弱くなった足の筋肉を回復させるためのリハビリがこれから始まる。

義母の問題は、弱まった足の筋肉を回復させて一人で立ち上がり、歩けるまでリハビリをすることだ。これにどれだけの時間がかかるか分からない。筋肉は、再生されるまで48日間かかるので少なくとも1ヶ月半ぐらいは一生懸命にリハビリをしないと駄目だと思う。

 

このページのシニアライター:Norito H.Yoshida

Profile

雇用される生活から自分を雇用する生活をしている。2019年現在で13年間、起業中。時間と場所に制約されないインターネットビジネスで生活費を稼いで自分独自のライフスタイルを作る。米国の州立大学 Western Washington University, B.S. in Sociology, Bellingham, Washington, USA を卒業してソニー株式会社、Yahoo!Japanで自分がやりたい事をやってきた。

最終的には、私が望んでいた起業(自分の手で稼ぐ生活)が実現。51歳の時に起業してこれからも生涯現役でインターネットビジネスの世界で生きて行く予定。今の時代は、65歳を過ぎると自分を雇用して生きて行く道しか残されていない。本来、その道が当たり前なのだが。人間は弱いので他人に頼る生活を求めがちだ。

シニアの生活実態は人様々。私が発信するシニアの生活体験記が参考になれば幸い。

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