横浜市国民健康保険特定健診の案内が昨年届いて今月に検診を受けることにした。これに肺がん、大腸がん、前立腺がんの検査も追加する。この追加で費用が2,280円プラスされる。特定検診は無料であるので実質2,280円である。
もし肺がんの検査をするならば、バリウムを飲むx線レントゲン方式ではなくCT検査のほうが精度が高い。毎年ではなく2年おきにCT検査をしたほうが良い。料金は高くなる(1万円から1万5000円ぐらい)がそれだけの効果はある。私はX線による肺がん検査をやめた。いづれ健康診断でレントゲンからCTに変わるだろう。
胸部X線検査による肺がんの検出感度は60〜80%程度、胸部CT検査による検出感度は93〜94%であるので、CT検査の方がX線検査より肺がんを検出するのに優れている。 CT検査のメリットは、X線検査よりも画像の精度が高いため、小さながんや、臓器のかげに隠れたがんの見落としを防げる可能性があること。
フリーランスや個人事業主のシニアは、最低でも特定健診だけは受信したほうが良い。体が資本であるので健康維持が大前提になる。
健康診断はやらないよりやったほうが良い
51歳の時に独立してから毎年1回人間ドックを受信していた。60歳になってから特定健診に足りない検査を追加した検診を受けている。私の場合、胃にピロリ菌がいないので胃がん検診を受ける必要がない。眼底検査なども眼科クリニックで1年に2回検査を受けているので人間ドックで検査はいらない。
50歳代に受けていた人間ドックは本当に必要か疑問を持ったので60歳から特定健診プラスがん検診(肺がん、大腸がん、前立腺がん)の健康診断に変えている。料金も数万円から数千円に下がった。
0円の横浜市特定健診とは
特定健診は、糖尿病や高血圧など自覚症状の少ない生活習慣病を予防・解消するために、その前段階であるメタボリックシンドロームを発見し、生活習慣の改善につなげていくための健康診査である。
横浜市特定健診の料金は無料である。
最低限の健康診断で生活習慣病の予防が目的であるため検査されない項目がある。その項目だけを追加して年1回の健康診断にする。検診が終わるまでかかる時間は、1時間ぐらい。数万円の人間ドックは、午前から午後2時頃までかかる。豪勢なランチが出される。時間とお金を節約するためと検査がいらない項目を省くために特定健診と追加項目で済ませている。
検査項目
問診(服薬及び禁煙歴、食事、運動、睡眠など生活習慣)
身長、体重、福井測定、BMI体格指数
血圧測定
血液検査(中性脂肪、HDLコレステロール、LDLコレステロール)
血液検査(空腹時血糖、HbA1c)
尿検査(尿糖、尿蛋白)
血液検査(クレアチニン、尿酸)
血液検査(GOT、GPT、r-GTP)
尿検査(尿潜血)
自分なりの健康チェック
私は年に3回400mlの献血をする。社会貢献と健康チェックの目的で献血をする。血液検査で体の変調を見ることが出来る。検査結果は2日後に赤十字血液センターのラブブラッドのマイページで閲覧ができる。何か異常な数値が出ればがあれば、すぐに数値が赤字で表示される。献血の血液検査で体の異常をチェックできる。
定期的に筋トレをしている。筋トレのメニュープログラムに従って2時間ほど行う。その過程で体の調子が分かる。今日も筋トレをした。左腕を上げると左胸部の下にある筋肉の筋が痛い。左手を挙げなければ問題ない。全身運動をすれば、どこかの部位に異常があるか、ないかが分かる。体は動かしてみないと不具合がわからない。
お風呂に入る前に洗面所の前にある大きな鏡に裸の体を映す。老いて来ると皮膚にシミやイボが出来たりする。お腹周りに脂肪が付き始めるのも分かる。筋トレをしていると大きくなった筋肉が見えてくる。こんな裸チェックをしていると皮膚関連の病気を事前に防ぐことが出来る。粉瘤という皮膚の中にできるおデキみたいなものや老人性色素斑〔ろうじんせいしきそはん〕などを見つけてすぐに治療できる。
最低限だが80:20の法則で異常が見つかれば早期治療が出来る
人間ドックを受けても病気を見つけることが出来ない場合がある。その意味合いでは、人間ドックや特定健診を受けても100%の安心はない。ただ、やらないよりはやったほうが、体の異常を事前に知ることができ、早期発見と早期治療が可能になる。独立をすると体が資本になる。健康を維持することが生活を維持するに等しい。
今までに2回ほど検便で陽性反応があり、大腸内視鏡検査を受けた。2回とも問題がなかった。体調内視鏡検査では、自分の大腸の中をカメラで見ることが出来る。問題があればその場で処理してくれたり、教えてくれる。私は痔を持っているので痔の姿を見せてくれた。
結論
- 年に1回の健康診断は、やらないよりやったほうが良い。フリーランスや自営業者は特にやったほうが安心。何故ならば、「体が資本」であるからだ。
- 人間ドックであれ、特定健診であれ、程度の差がどうであれ、100%の保証はないが体に異常があれば教えてくれる。0か1の世界である。