51歳の時に起業した。ゴヤット合同会社を設立して社員1人で始めた。他の社員を雇用する予定はなく、ずっと一人で会社運営をする意図で働いていた。人を管理するのが自分に向いていない事が過去の経験からわかっているからだ。シニアが一人で起業する時は出来るだけ一人で運営したほうが後で楽になる。雇用する社員の人生を気にする必要が無いから。
インターネットビジネス(サイト構築サービス)で始めたビジネスであったので自分でお客さんを見つければビジネスは成り立った。お客さん探しに時間を取られる。起業した当時は、Wi-Fi環境があるカフェが仕事場となっていた。カフェは、お客との打ち合わせ場所にもなるから便利。ノマドワーカーのワークスタイルがカフェで始まり現在も続いている。
私が61歳になった時、今までのビジネスモデルに大きな変化が生まれた。サイト構築サービスは、10年前と比べて付加価値が減少してきたことである。同業他社との競争も厳しくなった。この傾向は、数年前から分かっていたので新しいビジネスモデルの構築に時間を費やしている。今までのB2BからC2Cにビジネスモデルをシフトする事であった。この年齢になった時、会社組織を解散して個人営業主にした。年金受給が始まるからだ。100%年金を受け取るために敢えて会社を解散した。
C2Cビジネスは、お客探しをする必要が無い。全てインターネットで完結し、お金が稼げる。現在は、B2BとC2Cの二つのビジネスにネットコンサルティングサービスも追加している。C2Cビジネスは、2年目に入ってやっと黒字化し始めたが安定していない。今までは、時間と労力の出費が多かった。最終的にC2Cビジネスモデルだけで生涯現役を続けたいのだが、時代は大きく変化しているので絶えず新しいビジネスチャンスを探すことになる。