洗面所の鏡の前で顔を見る。顔の皮膚はシワだらけ。皮膚に張りがない。シワを指で無理やり伸ばした顔は若い顔になる。子供の皮膚のように弾力性が無くなってしまっている。体が老いて来ている67歳の私である。この老いを出来るだけ遅らせるために筋トレを習慣にしている。週2回2時間ぐらいゴールドジムで筋トレをしてアンチエイジングの成長ホルモンの分泌を増やそうとしている。
成長ホルモンはシニアのアンチエイジングを促進する。シニアだけでなく、人間であれば誰でも成長ホルモンのお陰で生き続けられている。成長ホルモンは、歳を取るにつれて分泌が減少してくる=老化が進むのである。
良い事が一杯ある成長ホルモンは、一体どのような作用を体の中で行っているのだろうか。
成長ホルモンを増やすには?
成長ホルモンの作用
シニアにとって成長ホルモンは、
(1)骨や筋肉を作る(アミノ酸を増やし筋肉を作るたんぱく質合成を向上させて筋肉の量を増やす。骨も筋肉の成長に伴って強化される。)
(2)エネルギー代謝を上げる(新陳代謝を向上させ体脂肪やコレステロールを減らす。)
(3)免疫力の向上(体組織の修復・再生する働きで体力を回復させ、病原体(菌やウイルス)や病気への抵抗力・免疫力を高める。)
成長ホルモンは、シニアの健康や若返りに効果があるという事が分かるが一体どのようにすれば成長ホルモンの分泌を促すことが出来るのか?
成長ホルモンを促す3つの方法
- 筋肉トレーニング
- 睡眠
- 空腹
シニアで欠けている活動は筋肉トレーニングである。睡眠と空腹は普通の生活をしていれば問題なく成長ホルモンは分泌されているが必要以上の分泌はない。減少している成長ホルモンを増やすにはシニアに欠けている筋肉トレーニングしかない!
年老いてくるとどうしても運動量が減少する。当然、エネルギー代謝も減少する。筋肉を使う活動も減少する。アンチエイジングは成長ホルモンを促す筋肉トレーニングする事で効果があると分かっている。まず、こんな筋肉トレーニングから始めてもらいたい。自宅でできる運動である。
公営スポーツセンターや有料会員スポーツセンター
もっと自分は出来るというシニアは、近くにある公営スポーツセンターや有料会員スポーツセンターに出かけて行ってシニア向け筋肉トレーニング教室に参加する。私が通っている横浜市保土ヶ谷区にある保土ヶ谷スポーツセンターには色々な健康運動教室がある。例えば、50歳、65歳以上の健康教室。
類似の健康教室がお近くのスポーツセンターでも開催されているはずである。定期的に筋肉トレーニングをすることで減少していた成長ホルモンが増え始める。筋肉トレーニングを始めたら、必ず、たんぱく質が多い食事と十分な睡眠を取る必要がある。寝ている時に成長ホルモンが多く分泌されるからである。
健康食品を取っているから運動をしなくても大丈夫と思っているシニアは考え直したほうが良い。健康食品は成長ホルモンの分泌を促さない。健康食品を購入するお金を筋肉トレーニングに投資した方がリターンは大きい。
筋トレに効果は成長ホルモンの分泌で体を健康にする
筋トレを長年続けていた体感するメリットはこんなことである。
- 風邪を引かない。引いても寝込むことはない。
- 体全体(足、腕、体幹など)に筋肉が増える
- 食欲が増した
- 贅肉が落ちた
- 血圧、血糖値が67歳になっても問題ない
- 体格が30歳代の逆三角形体型
- 10キロ歩いても平気な体力
- 3ヶ月に一度の献血の血液検査で問題なし
- 基礎新陳代謝が60歳代で1400カロリーなのだが、私は1680カロリー。太り難い体質になっている。
- 懸垂10回ができる
筋トレは続けることが重要。1年毎に増えた筋肉で体格が変わっていく。それがお風呂に入る前の鏡に写った自分の体で分かるようになる。懸垂、ベンチプレス、スクワットの3つを1年以上続ければ、その効果は体に現れる。
結論
老化は誰にでもやって来るが、成長ホルモンを増やすことで老化を遅らせる効果がある。成長ホルモンは免疫力を向上させる。病気に抵抗できる体を作る。年1%づつ筋肉が失われていくシニアの体も筋トレをすることで成長ホルモンを促し、筋肉を増やす。80歳になっても普通の生活が出来る体を維持できるようになる。
老後の生活で体を動かすことを医者がすすめる理由は老化で失われて行く筋肉を体を動かす習慣で維持することにある。筋肉を使う生活が減ると体は筋肉を削っていく。楽な生活に体を合わせてしまう。その結末が足に出る。歩行障害が足に起きる。自分の足で好きな場所にいけなくなるほど足が弱くなる。
成長ホルモンの分泌を増やし筋肉量を維持、増やす運動習慣が求められる。