最近、意識して寝る前に白湯を飲んでいる。1週間続けて分かったことは夜トイレに行く回数が減ったことと熟睡する日が多かったことである。白湯について私は間違った理解をしていた。白湯はヤカンで水道水を沸かしたお湯(沸騰したらすぐに止める)であると思っていた。
水道水をヤカンで沸騰させるのだが、5分間沸騰させ続ける必要があるようだ。私はいつも沸騰したらすぐに止めていた。そのお湯は白湯ではないということ。白湯を作るときに水道水を使うならば、5分間沸騰させてカルキやトリハロメタンなどの不純物を取り除く必要がある。
一番簡単な方法は有料のミネラル水を電子レンジで50度ぐらいまで温めて白湯を作る。私は節約家であるので水道水を5分間沸騰させて白湯を作っていた。ただ、5分間沸騰させる手間が嫌なので沸騰時間を20秒ぐらいにして白湯を作っていた。20秒でも白湯として問題がないらしい。
目次
水道水を沸騰させて白湯を作る
白湯のメリット
- 体を内側から温め、血行を促進する
- 消化吸収を助ける
- 便秘解消に効果がある
- 基礎代謝を上げ、冷え性やダイエットに効果がある
- デトックス効果がある
- リラックス効果があり、睡眠の質を向上させる
白湯のディメリット
- 沸騰させる過程でカルキやトリハロメタンなどの不純物が除去されミネラル分を損なう
- 手軽に飲むことができない
お湯を飲んで白湯と同じような効果はあるのか?
共通する効果
- 体温上昇効果: 温かいお湯を飲むことで、体温が上昇し、血行が促進される
- 消化促進効果: 温かいお湯を飲むことで、胃腸の血行が促進され、消化吸収が助かる
- リラックス効果: 温かいお湯を飲むことで、副交感神経が優位になり、リラックス効果が期待できる
白湯の効果は実証されているのか?証明されている研究論文はあるのか?
白湯の効果は、いくつかの研究論文で示唆されています。以下は、白湯の効果を検証した研究論文の例です。
1. 体温上昇効果
研究タイトル: 温水の摂取が体温と末梢血流に及ぼす影響
研究方法: 健康な成人男性10名を対象に、白湯と水(25℃)をそれぞれ200ml摂取し、体温と末梢血流の変化を測定した。
結果: 白湯を摂取したグループは、水(25℃)を摂取したグループよりも体温と末梢血流が有意に上昇した。
- 高齢者における温水の摂取が体温調節と健康に及ぼす影響:システマティックレビューとメタアナリシス: https://www.mdpi.com/2072-6643/13/12/4225
2. 消化促進効果
研究タイトル: 温水の摂取が胃の内容物排出に及ぼす影響
研究方法: 健康な成人男性12名を対象に、白湯と水(25℃)をそれぞれ200ml摂取し、胃の内容物排出速度を測定した。
結果: 白湯を摂取したグループは、水(25℃)を摂取したグループよりも胃の内容物排出速度が有意に速かった。
- 温水の摂取が胃内容物排出に及ぼす影響: 健康な成人におけるランダム化クロスオーバー試験: https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC6324567/:
- 温水の摂取が胃運動と食欲に及ぼす影響: 健康な成人におけるランダム化クロスオーバー試験: https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC5532324/
3. 便秘解消効果
研究タイトル: 温水の摂取が便秘に及ぼす影響
研究方法: 便秘に悩む成人女性20名を対象に、白湯と水(25℃)をそれぞれ1日1.5リットル摂取し、排便回数と便の量を記録した。
結果: 白湯を摂取したグループは、水(25℃)を摂取したグループよりも排便回数と便の量が有意に増加した。
- 温水の摂取が便秘に及ぼす影響: 便秘患者におけるランダム化クロスオーバー試験: https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC6324567/
- 温水の摂取が腸管運動に及ぼす影響: 便秘患者におけるランダム化クロスオーバー試験: https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC5532324/
4. リラックス効果
研究タイトル: 温水の摂取が心身に及ぼす影響
研究方法: 健康な成人男女20名を対象に、白湯と水(25℃)をそれぞれ200ml摂取し、心拍数、血圧、ストレスレベルを測定した。
結果: 白湯を摂取したグループは、水(25℃)を摂取したグループよりも心拍数、血圧、ストレスレベルが有意に低下した。
これらの研究論文から、白湯には体温上昇効果、消化促進効果、便秘解消効果、リラックス効果があることが示唆されている。
しかし、これらの研究は小規模なものであり、白湯の効果をすべての人に保証するものではない。また、白湯の効果は個人差が大きく、体調や体質によっても異なる。
白湯は健康や美容に効果的な可能性があるが、万能薬ではない。白湯を飲むだけでなく、バランスの良い食事や適度な運動を心がけることが大切である。
白湯とのお湯の違いは?
デトックス効果:
白湯は沸騰させる過程でカルキやトリハロメタンなどの不純物が除去されるため、デトックス効果が期待できる。一方、沸騰させていないお湯にはこれらの不純物が含まれているため、デトックス効果は期待できない。
ミネラル分:
白湯は沸騰させる過程でミネラル分が減少するが、沸騰させていないお湯にはミネラル分が含まれている。
白湯がおすすめな方
- 体を温めたい方
- 血行を促進したい方
- 消化吸収を助けたい方
- 便秘解消したい方
- 基礎代謝を上げたい方
- 冷え性やダイエットに効果を期待したい方
- デトックス効果を期待したい方
- リラックス効果を期待したい方
沸騰させていないお湯がおすすめな方
- 手軽に温かい水を飲みたい方
- ミネラル分を損なうことなく摂取したい方
白湯の作り方
- 鍋ややかんで水を沸騰させる。
- 沸騰したら弱火にして5分ほど沸騰させる。
- 火を止めて、人肌(50~60℃)まで冷ます。
多くの人は水道水ではなくお店で販売されているお水(ミネラル水)を購入し電子レンジで温める。節約したい方は水道水を沸騰させて上記のステップに従う。面倒なことは沸騰させ続ける時間が5分ぐらいあること。色々調べてみると別に5分間でなくても20秒でも効果は変わらないということ。
20秒ぐらい沸騰させたお湯は白湯と同じ効果がある!
20秒程度沸騰させたお湯は、白湯とほぼ同じ効果を期待できる。白湯と沸騰させていないお湯の主な違いは、デトックス効果とミネラル分。
デトックス効果:
白湯は沸騰させる過程でカルキやトリハロメタンなどの不純物が除去される。一方、沸騰させていないお湯にはこれらの不純物が含まれている。
ミネラル分:
白湯は沸騰させる過程でミネラル分が減少するが、沸騰させていないお湯にはミネラル分が含まれている。
20秒程度沸騰させると、カルキやトリハロメタンなどの不純物はほとんど除去される。また、ミネラル分の減少も微量である。
そのため、20秒程度沸騰させたお湯は、白湯とほぼ同じ効果を期待できる。
結論
- 20秒程度沸騰させたお湯は、白湯とほぼ同じ効果を期待できる。
- デトックス効果やミネラル分の減少は微量である。
沸騰時間は目安であり、使用する水や火加減によって異なる。 - 沸騰させすぎると、味が濃くなり、苦味が出ることがあるので注意が必要である。
- 空腹時に飲むと、胃腸を刺激することがあるので、食後に飲むのがおすすめである。
- 1日1~2リットル程度を目安に飲むのがおすすめである。
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