60歳を迎えて定年退職をすると自分の老後をどう過ごすかを考える。年金が支給される65歳までの生活と65歳以降の老後の生活の絵を描く必要がある。自分の老後を楽しむためには、与えられた時間をどのように使うかを決めないと老後の生活を楽しめない。
老後生活を楽しむには色々な事前準備が必要になってくる。
老後生活を楽しむ事前準備とは?
60歳から75歳までは、健康上で大きな問題を抱えなければ好きな事を追い求められる体力と時間がある。
つまり、
「カラダが資本」でカラダが自由に使える状態になければ老後の生活を楽しめない!
健康な体にするには、足を鍛えることが一番重要である。次に食事で多くのタンパク質を取ることである。老人は老化現象として筋肉が失われていく。体を使う活動が少なくなり筋肉を使わなくなるためである。
筋肉は使わないと縮小する。筋肉が縮小すると知らないうちに今まで出来たことが出来なくなる。5キロを問題なく歩けたのに1キロで歩けなくなるというような感じだ。
老後を楽しむには、自分の体を自由に動かせるための筋肉を維持する筋肉トレーニングが必須である。筋肉が維持できれば、自由に自分の体を動かせる。老人のカラダを意識させなくなる。
事前準備: 体を鍛える筋肉トレーニングを習慣化すること
筋肉トレーニングを習慣化しないとこんな事が発生する。
家内の母親の介護で週二回スポーツセンターで筋肉トレーニングができなくなった。2週間何も出来ない状態が続いたら、筋力と耐久力がすごく低下した。73キロのバーベルを続けて6回上げていたのが、1回しかできなくなってしまったのだ。
これは何を意味しているのか?
筋肉は、定期的に刺激を与え続けていないと増えた筋肉を維持できなくなるということだ。または、一時的に使える筋肉を制限してしまう。
落ちた筋力は、週二回の筋肉トレーニングを1ヶ月間やり続ければ、もとに戻ると思う。過去に体験しているからだ。
つまり、
筋肉は使い続けないと急激に筋力を落とす。病気で入院し1週間後に退院した時、足の力が落ちていることに気がつくはずだ。1週間足の筋肉を使っていないと足の筋肉は、使わない筋肉を減らして環境に合わせるようになる。
逆に今まで筋肉トレーニングをしていなかった人が筋肉トレーニングをやり始めると数カ月後にはその効果が体感できるようになる。
筋肉は、鍛えれば鍛えるほど体の置かれた環境に適応しようとする。その意味で定期的に筋肉トレーニングを行っていると筋肉の量が増えたり、耐久力が増加したりする。体の置かれた環境に順応した結果である。
老後の人生を楽しむには、自由に使える体を手に入れる必要がある。何もしていないと自動的に老化現象が筋肉に及ぶ。筋肉を使わない生活習慣が筋力を低下させてある日突然足の動きが鈍くなる。足をやられたら、自分で動けなくなる。
動物も人間も自分で動く足をやられたら、終わりである。動けなくなったら、トイレにもいけない。美味しい料理を食べれるレストランにも出かけられない。外出も誰かの助けがないと出来ない。
義母の介護は、背骨の圧縮骨折で介護ベッド生活になったためだ。一人で動くことが出来ない。トイレに行けないので紙おしめで排泄をしている。誰かの世話がないと何も自分でできない。
骨折は、時間の経過で自然に良くなる。背骨の痛みが軽減され始めれば、足の筋肉を鍛えるリハビリが出来る。リハビリを毎日行うことで足の筋力をもとに戻せる。足の筋力が改善され始めれば、自分の足でトイレに行けるようになる。それまで、介助が必要だ。
現在1日3回介護ヘルパーに頼っている。金銭的な負担は大きい。リハビリを3ヶ月ぐらいやれば、足の筋力はかなりもとに戻ると私は予想している。自分で歩けるようになれば、元の生活に義母は戻れる。自分で普通の生活が可能になる。
義母は、今回の災難を経験して改めて足の筋肉を鍛えるための歩行訓練をこれから積極的に行うことを期待している。これからの足のリハビリに全てがかかっている。