お金があれば老後は心配無いのか?

65歳で年金をもらい始めると年金で足りない分を働いて稼ぐか、今まで貯蓄してきた金融資産で補うかだ。多くの高齢者は、働けるだけ働いて70歳以降の老後で必要になる費用を貯めることを考える。お金は、老後の生活で一番先に頭の中に浮かぶ問題である。

体が不自由になり働けなくなった時、手元にあるお金と年金だけが頼りになる。誰もが直面する現実であるが、金融資産が十分あるシニアは気にしない。私は気にする側の人間だが、お金だけでは老後の安心、安全は確保されない。確かに先立つモノはいつもお金である

健康は、お金があれば心配ないと言えるのか?孤独と孤立はどうか?

何が優先される老後の生活にしたいのか?

何事も老後の生活は、「体が資本!」である。体は老いて行く。お金がたくさんあっても老いには勝てない。誰もが分かっている事実である。

多くのシニアは健康を気にして健康食品やサプリメントを買っているのだが、体を積極的に鍛えるということをしていない。スポーツジムで見かけるシニアは、知り合いの知人とおしゃべりで時間を潰し、筋トレを10分ぐらいやって終わりである。

筋トレで足腰を鍛えたいのであれば、最低でも1時間ぐらいは体を鍛える運動を続けるべきである。気持ちだけが先に出ているのだが、現実が伴わない。スポーツジムを有効に使うには友人や知人とおしゃべりをしないでストイックに筋トレを行うしか無い。

老後の生活の質

老後の生活は、時間が限られる。今と同じ生活スタイルが死ぬまで続くと思ってはいけない。ある時点で普通の生活を離れることになる。どうしようもない老いから来る体の弱体化だ。生活の質は、健康でいられる期間に最大化出来るようにする。

自分が満足するライフスタイルを健康でいるうちに作り上げることである。生活の質は、個人によって感じ方が違う。夫婦で話し合って老後はこんな生活をすれば、満足するのかなと絵を描いてみることだ。描いた絵を全て実現させるのは難しいので実現可能な要素だけを具現化する。

健康でないとお金が手元にあってもお金を使う楽しみを味わえない。今、65歳の私は75歳ぐらいまでは普通の生活が出来ると仮定して出来るだけ70歳になる前までに自分が求めるQuality of Lifeを味わいたいと思っている。

今と同じ普通の生活

命が続く限り普通の生活が送れることが、私にとって一番優先される。普通の生活が続けば、老人ホームに入居する必要がなくなり、制約された生活に自分を陥れることもない。普通の生活を続ける限り、多額のお金を老後の生活のために稼いだり、貯めたりする必要もなくなる。

普通の生活が送れる健康さえあれば、生活費と孤独、孤立は努力次第で何とかなる。

人の幸せは、いつも、普通の生活の中にあるのではないかと思っている。老人になればなるほど普通の生活に価値を見出す。若者たちにしてみれば、アホみたいだと思われるだろう。何れ、彼らも老人になれば意味がわかる。

家内の義母が老健施設でリハビリを受けているが、面会に行く度に「何時になったら、自宅に帰れるの?」と聞いてくる。自宅で生活が出来るという事さえも叶えられない老後の生活である。自宅には義父が一人で生活をしているが、私たち夫婦の週1回の生活支援なしでは続かない。

そんな環境に義母を自宅に帰らせて老夫婦で生活は出来ない。義父は自分の生活で手がいっぱい。義母の世話は出来ない。今の義母の体は、介護スタッフの支援無しで普通の生活が出来ない体力だからだ。義父の世話まで出来る体になるのは、将来的に難しい。それが私たちには分かっている。老人の体は時間とともに弱くなって行くからだ。

義両親の介護支援をしながら自分たち夫婦の老後を感じ取っている。年齢が80歳を過ぎれば健康と老化が大きな壁になってそびえ立つ。出来るだけ健康寿命を伸ばす定期的な筋トレで普通の生活が持続できるようにしたい。

社会とつながって生きる

孤独と孤立は、老人と社会のつながりが強いか、弱いかではないか。年齢が80歳、90歳、100歳になれば生き残っている友人、知人、親戚の数が非常に少なくなる。もしかしたら、自分一人になっているかもしれない。老人が社会とつながり続けるには、若い世代の人たちとの交流が必要になる。

年齢が関係ない共通の関心事で世代を超えたお付き合いを定年退職時から基盤を作っていく必要がある。こればかりは、本人の生活環境に依存する。死ぬまで現役で仕事をしている老人であれば、世代を超えた付き合いが可能だ。ビジネスという共通の軸があるからだ。

何かの先生になって後輩たちや弟子たちを教えることが出来れば、世代を超えた若い人たちとの交流が可能だ。何かの趣味で先生になれば、誰にでも出来るのではないだろうか。職人の世界は、そんな環境がある。

社会とつながりを持とうとするには、どうするのか。

身体に障害がない限り、社会とのつながりは努力次第で持てる。自分が出来ると思うボランティア活動を始めれば良い。一人でやっても良いし、既に活動があるボランティアグループに参加しても良い。奉仕活動であるから社会は受け入れやすい。

私は起業しているのでビジネスで社会につながっている。今の状態を継続するだけで良いだけである。新しいビジネスを始めれば、それでまた広く社会と繋がれる。すべて自分でアクションを取ることから始まる。

結論

  • 何事も老後の生活は、「体が資本!」。体は老いて行く。お金がたくさんあっても老いには勝てない。
  • 自分が満足するライフスタイルを健康でいるうちに作り上げる。生活の質は、個人によって感じ方が違う。夫婦で話し合って老後はこんな生活をすれば、満足するのかなと絵を描いてみること。 

 

このページのシニアライター:Norito H.Yoshida

Profile

雇用される生活から自分を雇用する生活をしている。2019年現在で13年間、起業中。時間と場所に制約されないインターネットビジネスで生活費を稼いで自分独自のライフスタイルを作る。米国の州立大学 Western Washington University, B.S. in Sociology, Bellingham, Washington, USA を卒業してソニー株式会社、Yahoo!Japanで自分がやりたい事をやってきた。

最終的には、私が望んでいた起業(自分の手で稼ぐ生活)が実現。51歳の時に起業してこれからも生涯現役でインターネットビジネスの世界で生きて行く予定。今の時代は、65歳を過ぎると自分を雇用して生きて行く道しか残されていない。本来、その道が当たり前なのだが。人間は弱いので他人に頼る生活を求めがちだ。

シニアの生活実態は人様々。私が発信するシニアの生活体験記が参考になれば幸い。

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