認知症のセルフチェックをやってみてはどうか?

85歳になった時、家内の母親が自分は認知症ではないかと心配し始めた。事の発端は、孫からの電話があり明日自宅を訪問しますという事であったが、実際は孫からの電話が本当にあったのか、なかったのかが分からない。孫に確認の電話をしたが、そんな電話はしていないという。

私たち夫婦は、「ひょっとしたら、オレオレ詐欺の電話ではないか?」という可能性を感じている。孫と母親の関係を確認するために意図的に電話したのでは。実際に母親の自宅には現れなかった。

家族が認知症の初期現象を見つける場合が多い!

老いてくるとどうしても物忘れが多くなる。一般的な老化現象と認知症の初期症状との区別が付け難い。今回の場合も話の出始めが、母親の記憶だ。孫から電話があった。でも、孫は電話をしていない。このつじつまが合わない現象をどう捉えるかだ。ちょうどこの問題が発生する前まで家内の両親と一緒にドライブ旅行をしていた。 

ドライブ旅行中に認知症のようなおかしな言動や行動は何一つなかった。父親が90歳、母親が85歳だ。二人の会話を聞いても普通の会話で何も首をかしげるようなことはなかった。二泊三日のドライブ旅行で一緒に行動をした。その行動観察から認知症の初期症状であるとは到底思えない。

残る可能性は、オレオレ詐欺の電話しかない。現時点では、おかしな言動が何度もあるかどうかを様子見するしかない。 

認知症チェックの項目がある。公益社団法人認知症の人と家族の会が公開しているチェックリストである。下記はその引用リストであるので参考にしてほしい。

●もの忘れがひどい

□1 今切ったばかりなのに、電話の相手の名前を忘れる

□2 同じことを何度も言う・問う・する

□3 しまい忘れ置き忘れが増え、いつも探し物をしている

□4 財布・通帳・衣類などを盗まれたと人を疑う

●判断・理解力が衰える

□5 料理・片付け・計算・運転などのミスが多くなった

□6 新しいことが覚えられない

□7 話のつじつまが合わない

□8 テレビ番組の内容が理解できなくなった

●時間・場所がわからない

□9 約束の日時や場所を間違えるようになった

□10 慣れた道でも迷うことがある

●人柄が変わる

□11 些細なことで怒りっぽくなった

□12 周りへの気づかいがなくなり頑固になった

□13 自分の失敗を人のせいにする

□14 「このごろ様子がおかしい」と周囲から言われた

●不安感が強い

□15 ひとりになると怖がったり寂しがったりする

□16 外出時、持ち物を何度も確かめる

□17 「頭が変になった」と本人が訴える

●意欲がなくなる

□18 下着を替えず、身だしなみを構わなくなった

□19 趣味や好きなテレビ番組に興味を示さなくなった

□20 ふさぎ込んで何をするのも億劫がりいやがる

もし、自分の認知症をテストで確認したいならば、長谷川式認知症スケールを試してもらいたい。

88歳になった今、義母は老健施設で自分の足で歩けるようリハビリ生活を送っている。老健施設の栄養バランスが良い食事と会話がある環境で低栄養状態の健康が回復した。認知症の症状も止まったように思える。規則正しい生活と施設内でのアクティビティで脳と体が刺激され、自宅で生活をしている以上に健康を取り戻している。

ただ、年齢のためか同じことを繰り返し話し出すことが時々ある。それ以外は、普通のおばあさんという感じがする。認知症はいつもと違った言動や行動から表面化するので今後も注意して様子を見ていく予定だ。

 

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このページのシニアライター:Norito H.Yoshida

Profile

雇用される生活から自分を雇用する生活をしている。2023年現在で17年間、起業中。時間と場所に制約されないインターネットビジネスで生活費を稼いで自分独自のライフスタイルを作る。米国の州立大学 Western Washington University, B.S. in Sociology, Bellingham, Washington, USA を卒業してソニー株式会社、Yahoo!Japanで自分がやりたい事をやってきた。

最終的には、私が望んでいた起業(自分の手で稼ぐ生活)が実現。51歳の時に起業してこれからも生涯現役でインターネットビジネスの世界で生きて行く。今の時代は65歳を過ぎると自分を雇用して生きて行く道しか残されていない。本来、その道が当たり前なのだが、人間は弱いので他人に頼る生活を求めがちになる。

シニアの生活実態は人様々。私が発信するシニアの生活体験記が参考になれば幸い。シニアは老後の生活を情報として発信する人が少ない。役に立つ情報は共有すべきであると思う。経験から得た情報は本よりも実用的である。

 

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