無駄な物を買いたくない、本当に欲しいものがないと言うシニアが多い・・・?

62歳のシニア男性である。この7月にASUS製Chromebook Flip C302CAというGoogle Chrome OSパソコンを5万5,000円弱で米国アマゾンから購入した。Chromebookパソコンを使ってブログを書くことを1年ほど前から計画していた。購入するタイミングをじっと待っていた。

金額的には、普通のWindowsパソコンを購入する価格の半額以下だ。仕事で使っているThinkPad X260 icore7 8G SSD256Gマシンは14万円前後の金額であったので3分の1のコストだ。

62歳になって高額な商品を購入したのは、このChromebookしかない。現在、これと言った高額な商品を買いたいという欲望がない。何かほしいと思った時、既に類似の製品が購入済みであり、買い替えをするような状態ではない。買い替えは、使っている製品が壊れた時だ。まだ使えている商品を買い換えるのは無駄であると思っている。

人生の半分を終えたシニアは、衣食住で足りている場合が多い。私達の世代は、高度成長時代の恩恵を受けているから全体的に酷い生活をしているシニアは少ないのではと勝手に思っている。普通の会社員であればだが。

欲しいものはないが食べてみたいと思う洋菓子がある複雑な心理

横浜ベイクォーターにあるスターバックス店を仕事場にしているノマドワーカーである私だ。このお店に来るには、そごうデパートの食品売り場のエスカレーターで3階まで上がって横浜ベイクォーターへの通り道に向かう。

そごうデパートの食品売り場には、洋菓子店が沢山出店している。私が知らない有名な洋菓子店だ。いつも、エスカレーターに乗る時に洋菓子店のスイーツを眺めている。とても美味しそうだ。いつか、食べてみたいと思いながら横浜ベイクォーターのスターバックスに向かう毎日である。

私は特別な理由がない限り間食をしない。食生活のパターンは、朝食、午前中のスタバのコーヒー、昼食、午後のスタバのコーヒー、そして、夕食で終わる。学生時代のように何処かに立ち寄って何かを食べるということがあまりない。当然、1日に使うお金も1000円前後だ。普通の会社員が1日に使う金額よりも少ないと思う。

別に節約生活を意識的にしているのではない。自然とこんな感じになってしまっているのだ。

ただ、

自分でもわからないのだが、直ぐに買おうと思えば買えるものを買えない心理的なブレーキがある。そごうデパートの食品売り場にある洋菓子店などがその例だ。食べたいなあと思って買って食べられるのに買わない。口からよだれが出ている感じがするのだが、その洋菓子にお金が出ていかない。

有名店の洋菓子であるので値段も比較的に高い。価格がブレーキを掛けているのかもしれない。シニアになると糖分を過剰に取らないようになる。スイーツは糖分が多いと言うことが原因かもしれない。スイーツを買うお金はある。お金だけの問題ではない気がする。

スイーツを買う大義名分が必要なのかもしれない。誰かの誕生日祝に自分の分まで買って食べるというならば、ブレーキはかからない。何かのトリガーがないとスイーツが買えない感じだ。

若者たちと違って色々な人生経験をしてきた。長い人生の中で欲しいものが一つづつ手に入ったり、経験したりするとモノに執着することが少なくなる。人生の価値観が若い時と変わってくる。モノの見方も変わってくる。世の中の仕組みがわかってくると自動車を3年毎に買い替えするのが無駄であることに気がつく。

企業は、消費者に無駄を奨励する広告宣伝をする。

私の息子たちには、これからの時代は物を消費するのではなく、良い製品を末永く使い込む時代だと教えている。品質が良いものを高くても良いから購入して愛着を持って長く使う。

こんな考えになったのは、還暦を過ぎた頃だった。時代の変化がわかったのだろう。若い頃の時代と今は違う。