60歳過ぎのシニアは健康寿命を延ばす事に投資;どんな事に投資するのか?

60歳を過ぎるとモノの価値観が変わる。人生100年と言われる時代だが、健康で普通の生活が維持できるのは70歳代まで。健康を害したら、どんなにビジネスで資産を作っても幸せはやってこない。お金が役に立つのは、普通の生活が出来ている体がある時だけである。

健康寿命は、お金で買える商品ではない。自分の健康は自分で作るからである。生活習慣が悪ければ、人間ドックで精密検査となる。健康に良い食べ物を大金を支払って食べ続けても健康に悪いライフスタイルを続けていればその効果は出てこない。

一生懸命無理をしてお金を稼いでも健康でなければ余生を楽しめない。自分の寿命が100歳まであると言われても実際はあと10年か、20年ぐらいだろう。普通の生活が出来る体を何歳まで維持できるかがシニアの課題になる。

健康寿命を延ばすライフスタイル

健康寿命は老化との戦いである。体は年々老化する。普通の生活をしていても体はくたびれて行く。ちょっとずつ、老化現象が体に現れる。老化現象が現れると誰もが「こんなはずはない!」と自分自身を疑い始める。

駅の階段の上り下りで息が切れ始める。朝起きた時に指がこわ張っているのに気が付く。手の甲にシミが沢山現れてくる。革靴が重く感じ始め、軽い靴を買う。ちょっとした体の変化が老化現象となって現れる。

今まで簡単に出来た事がなぜか出来なくなってしまったという異変が出始める。60歳代は、まだ序の口。これが70歳代以降になると深刻になる。生活習慣病が体の免疫力低下で大きな病気となって出現する。日頃の生活は病院との行き来になる。

筋力の衰えで直ぐに疲れやすくなり、遠い旅行が楽しめなくなる。足の筋肉が知らないうちに減少する。歩く距離が短くなり自宅で過ごす時間が増える。体をアクティブに使う生活から出来るだけ楽して暮らす生活に移って行く。

健康寿命を伸ばすには?

(1)基礎体力の維持と向上

(2)タンパク質とビタミン・ミネラルを多く取る食生活

(3)生活のリズムの維持

60歳代と70歳代の体を比べてみると筋力の面で顕著な違いがある。筋肉の量が減って行くため体が細くなり始める。定期的な筋トレをしない生活であると体は痩せてて行く。体を使う社会活動が少なくなると基礎代謝が減少する。70歳代の高齢者は、60歳代よりも体を使わなくなる生活に入っている人が多いため体力は落ちて行く。

私の70歳の知人にこんな質問をした。

「腕立て伏せを何回出来る?懸垂は?」

知人の回答はこうだ。

「腕立て伏せや懸垂なんてこの数十年間やった事が無いよ!多分、1回も出来ないのではないかなあ!」

基礎代謝は、年齢とともに下がって行く。基礎代謝の維持と向上は生きて行く上で重要。私の年齢、65歳、での平均基礎代謝は、1400カロリーぐらいである。自宅にあるタニタの体重計で計ってみると1650カロリーを示した。平均基礎代謝量よりもだいぶ良い。

これが70歳以上になると1290カロリー以下になる。それだけカロリー消費が減少する。筋肉を失い始めると基礎代謝量も減ってくる。

健康寿命を延ばすには、年齢とともに失い始める筋肉の量を維持する、または、増やす定期的な筋トレが必要になる。私の基礎代謝量が大きいのは週2回スポーツジムで筋トレを定期的に行っているからだ。

筋肉を増やすには、筋肉を生成するための材料(タンパク質とバランスが取れたビタミンとミネラル)を食生活で取る必要がある。粗食は健康寿命を延ばさない!

定期的な筋トレをやり始めると自然にお腹が普通以上に空き始める。この時に炭水化物だけでお腹を満たすと太りだす。筋肉をつけるには、タンパク質が必要。老人は若者と違ってタンパク質を多めに摂取する必要がある。吸収力が老化で落ちているためだ。

エイズ患者が定期的な筋トレを行っている理由は、筋トレで免疫力を強化しているからだ。筋肉を鍛える事で成長ホルモンを分泌させ、それが免疫力を強める。成長ホルモンの分泌=アンチエイジング効果が生まれる。

60歳を過ぎたシニアは、お金を増やす投資だけでなく健康寿命を延ばす投資をする必要がある。

  1. 運動習慣を身に付けるための投資(スポーツジムでパーソナルトレーニングを受けるなど)
  2. タンパク質の多い食事とビタミン・ミネラルをバランス良く取る 

生活のリズムを狂わせない

65歳以降は、年金生活を送るシニアが多くなる。働かなくてもお金が手に入ると暇との戦いになる。日中の時間を上手く使う工夫が必要になる。働ける体があるならば、アルバイトをするのが良い。または、趣味に没頭する。生活のコア時間を何かに定期的に使うと生活のリズムが作りやすい。

私は、自営の仕事があるので毎日出勤している。おかげで普通の会社員のような生活のリズムを維持できている。違う点は、自分で仕事や休みのスケジュールを決められることである。働く仕事場もお好みで決められる。私のオフィスは、パソコンとインターネットの世界にあるからだ。

結論

健康寿命は、個人差が出やすい!運命で他界する人たちもいる。健康で普通の生活がどれだけ長く維持できるかは、今からの生活習慣で決まる。定期的な筋トレをしているシニアとしていないシニアでは確実に違いが体に出てくる。それが分かるのが70歳を過ぎた頃である。

 

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このページのシニアライター:Norito H.Yoshida

Profile

雇用される生活から自分を雇用する生活をしている。2023年現在で17年間、起業中。時間と場所に制約されないインターネットビジネスで生活費を稼いで自分独自のライフスタイルを作る。米国の州立大学 Western Washington University, B.S. in Sociology, Bellingham, Washington, USA を卒業してソニー株式会社、Yahoo!Japanで自分がやりたい事をやってきた。

最終的には、私が望んでいた起業(自分の手で稼ぐ生活)が実現。51歳の時に起業してこれからも生涯現役でインターネットビジネスの世界で生きて行く。今の時代は65歳を過ぎると自分を雇用して生きて行く道しか残されていない。本来、その道が当たり前なのだが、人間は弱いので他人に頼る生活を求めがちになる。

シニアの生活実態は人様々。私が発信するシニアの生活体験記が参考になれば幸い。シニアは老後の生活を情報として発信する人が少ない。役に立つ情報は共有すべきであると思う。経験から得た情報は本よりも実用的である。

 

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