後悔しない、失敗を恐れないシニア起業にするには?

LINEの元社長がC Channelという会社を設立して、我慢する人生からやりたい人生に面舵を切った。さぞかし、LINEの社長は、韓国の本社から色々な制約や指示が来て我慢できなかったのだろう。自分がやりたい経営が出来ないためにLINEの社長を辞めて独立したようだ。

会社の社長がお雇い社長であればあるほど、我慢の人生になる。定年退職したあなたも会社員時代はさぞかし我慢の人生を過ごしてきたのだろう。60歳の還暦を機会に我慢する人生からやりたい人生に切り替えてはどうだろうか?

人生は一度限り。定年退職が一度限りの機会を提供してくれる。自分がやりたいビジネスをやる。起業である。起業は誰でも出来るが、勇気と情熱が必要である。一度、自分でビジネスをやってみたいという強い思いがあるシニアならばシニア起業が新しい人生を生み出す。

私は51歳の時に起業した。会社員から自分が作ったビジネスで経営者になった。雇われる側から見る世界と雇用する側から見る世界は360度違う。今まで見えていない真実が経営する側に立つとはっきりと見えてくる。起業は失敗を前提にプランを立てないと成功しない。ビジネスは自分の頭の中だけで考えないで現実の世界で試してみるまで分からない。

老人になる自分を見ながら老後の生活を考える

アラハンという言葉が流行っている。アランドハンドレッド(Around hundred)の略だ。100歳以上のシニアが6万人以上いるという。過去最高の人数だ。長生きしている老人がこれからもっともっと増えてくる。100歳以上のシニアの内90%が女性。男性はやはり女性ほど長生きできない。

70歳、80歳以上のシニアが何を考え何を人生に求めようとしているのか知られていない。インターネットで情報発信ができれば老人たちの心の中がわかるのだが、インターネットは使えない。老人には難しすぎる。65歳の私はインターネットビジネスをしているのでブログで老人になっていく自分の姿や経験を伝えられる。

65歳を過ぎると前期高齢者というレッテルが公式に貼られる。年金受給が始まる年齢である。もう働かないで年金生活を楽しんでねと政府から伝えられる年齢でもあるが、世の中はそう簡単ではない。年金収入だけでは生活が回らないシニアが多い。シニアはこれからも働き続けないと日本の経済は回らなくなる。

私はそう感じている。70歳代、80歳代の人生の先輩方はどう思っているかは分からない。老人になると、どんな生活になるのだろうかといつも疑問に思っている。65歳の人間は初老であり、体力も気力も若い。若い者たちは65歳の私の心境を理解できないでいる。60歳を過ぎると老いの程度で個人差がすごく出てくる。それに伴い心の中も生活も変わって行く。

マイナンバーカードを登録する人、しない人

自営業をしているとマイナンバーカード登録は必須になる。青色申告でも必要になるし、銀行での取引においても同様だ。私の家内はまだマイナンバーカード登録をしていない。家内の友達の多くがマイナンバーカードの登録を無視している。それでも生活で不便を感じていないからだ。

政府のマイナンバーカード制度は、大衆の支持を受けていない証拠である。政府にとってメリットになることは、国民にとってディメリットになる場合が多い。それが分かっているから進んでマイナンバーカード登録をしない国民が多い。

マスコミメディアもマイナンバーカードについて記事にしていない。ニュースとしての価値が見い出せないでいる。今は、キャッシュレス(電子マネー)と新札発行が目玉だ。マイナンバーカードはどこかに行ってしまった。

政府はコロナ禍で迅速に給付金を支払うことが出来ないことからマイナンバーカードと銀行口座を紐付けて支給をする方向でマイナンバーカード申請書類を国民に郵送し始めている。国民にとって国から給付金を素早く受け取れるメリットがある。

お金で不安なシニアはまず何をすべきか?

お金がないのは年齢に関係なく誰もが不安になる。不安で眠れないシニアは、まず、不安を少しでも和らげる事をするしか無い。一攫千金のようなことは起きないからだ。

何をやるにも困ったときは先にお金が出ていく。これは確かである。そのためにも万が一の時に最低限の生活を1年ぐらい出来るだけのお金はいつも用意しておく必要がある。これは、シニアだけでなく若者にも言える。銀行口座に10万円あるのと、100万円あるのでは不安の程度が変わる。

万が一のために使うお金を用意していると日々の生活で追われることがなくなる。安心材料を自分で作ることが不安を和らげることになる。

暇で困っているシニアはどうすれば良いのか?

暇な時間を無駄にするのはもったいない。誰もがそう思っている。シニアは残り少ない人生という時間をもっと有意義に使うべきである。こんな生活をしてみてはどうだろうか。

  1. 5万円自由に使えるお金があったら、何に使うかを決める
  2. 5万円を稼げる年齢不問で働けるアルバイト先を見つける
  3. アルバイトで5万円を稼いだら辞めて、そのお金を使う

暇な時間を1から3までのことを行って有意義な時間の使い方をする。別に5万円である必要はない。自分で稼ぎたい金額を目標にすれば良い。1から3の繰り返すことで暇な時間が「アルバイトをする、お金を使う」のパターンで時間が有益に使えるようになる。

シニアは夢を見てその夢を実現させる時間があるのでは?

近くの図書館に出向いてアイザック・アシモフのSF小説を借りてきた。SF小説は私達の未来を描いている。新しい技術を開発しているエンジニアたちはSF小説で描かれた世界を現実のものにしようとする。私達の夢がSF小説の中で実現されている。スマートフォンのような通信端末は1994年頃に現実化しようと試みた会社があった。その発想はSF小説から出てきている。

今は夢なようなことだが、追い続けているといつしか現実のものとなることを私達はスマートフォンに見ている。65歳である私には、夢を見てその夢を実現させる時間がある。後10年、20年すれば今出来ないことが出来る製品が身の回りに出てくる。SF小説からヒントを得たエンジニアは今の世にない物を作り出そうとするからだ。

仕事から離れた暇なシニアは自分の夢を実現するために時間を使うべきであると思っている。夢を追い続けているシニアの目は輝いている。人それぞれ違った夢を持っている。人には実現できなかった夢を実現させたいという欲求が必ずある。

アイザック・アシモフのSF小説から未来の製品が生まれる

アイザック・アシモフのSF小説を読んでいるとアシモフが描いた夢の世界がいつか実現すると思えてくる。スマートフォン、AIスピーカー、ロボット掃除機、アイボロボット犬など今までなかった夢の製品が日常に出現してきている。夢は私達に生きがいを見出してくれる。

シニアにとって使わなくなる、要らなくなる物は何か?

老いてくると今まで使っていたものが要らなくなる現象に見舞われる。

人によって要らなくなるアイテムは違う。共通しているものはいくつかある。その代表的な共通アイテムは、生命保険!生命保険の大きな役割は、成長過程の子供や妻への金銭的な保険である。子供が大人になれば、生命保険による金銭的保険はいらない。妻には、保険に代わる金融資産や自宅を与えれば良いだけ。

年齢とともに使えるもの、使えないものが生まれる!65歳になって今持っているものを使い切ることに心がけている。会社員を辞めて自営業をしているとスーツとネクタイ、革靴のスタイルからカジュアルなジーンズスタイルに移る。このままの状態が続くとスーツとネクタイは年に1回着るか着ないかの運命になる。

今まで持っているものが年齢とともに使わなくなり、不要な物に変わって行く。

老いて寝て死を待つ生活:残りの人生を楽しむには?

多くの高齢者が直面する老後の生活に寝て動けない生活がある。何らかの病気、骨折などで一人で自分の体を動かせなくなるときである。老人が一度ベットで寝て過ごすことが日常になると死を待つ生活になる。その時間が長いか、短いかは誰も分からない。

ただ、

寝て何もできない生活は退屈でつまらない。寝ていなければならない身体になった時でも何かできるはずだと誰もが思うはず。頭がしっかりして普通の判断ができる状態であれば、考えることができる。考えたことを実現する道具さえあれば、体が動かせなくても外部に対して情報を発信したりできる。

認知症で脳をやられたらどうしようもないが、その時は寝ながら何かをやろうと思っても考えたことをすぐに忘れてしまうから何もできない。体は自由に動かせないが、上半身が自由にできれば何かが必ずできる。

誰もが「立って動き回れる時期」と「寝て生活する時期」を迎える。老いてくれば、自分の体を自由に動かせなくなる。車椅子の生活からベッド生活に移る。その時にどのように残った時間を楽しむかを今から考えておく必要があるのではないか。

老人の体は壊れて行くが体を鍛えれば壊れるのを抑えられるのでは?

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駅の改札口を出て近くのコンビニの入り口を見たら、人が並んでいる。80歳ぐらいの老人が傘を傘用ビニールに入れようとしている。入り口が狭いためコンビニに入るには老人を押しのけて行くしかない。その老人の動作がのろい。ビニール袋に傘の端を入れるのがなかなか出来ない。

横浜そごうデパートのエスカレーターに乗って5階まで行こうとした。エスカレーターが5階に近づいて降りようとすると前に乗っていた70歳代の老婦人が出口で突然止まってしまった。エスカレーターの出口は狭い。後ろからどんどん人が上がってくる。かろうじて老婦人の脇から逃げた。

なぜ、老婦人はエスカレーター出口で立ち止まってしまったのだろうか。階の出口がここで良かったのか考えでしまい、動きが止まってしまったのだろうか。エスカレーターで上がってくる後ろのお客のことを気がついていないのだろうか。

老人たちの行動は時にして理解できないことが多い。

70歳を過ぎたシニアが自動車を買い換える時期はいつ?

私は70歳で自動車の免許証を返納する予定である。緑内障で視野が狭くなってきているため、運転が出来ても気が付かないうちに事故を起こすリスクを高めていると思うからだ。自動車は人を殺す武器になる。その加害者になりたくない。自動車の免許証を失う事で足の自由が効かなくなるが、自動車事故で他人に被害を加えるよりはマシ!

多分、70歳のときに受ける事前免許証更新の試験を通ることが出来ないと思っている。70歳まであと5年ある。今の緑内障の状況を見れば、右目と左目の視野は、自動車の運転を難しくするのは確かである。

幸運にも家内が運転することが出来る。今使用しているプリウスは、事故を防止する機能がゼロである。いずれ買い換える必要が出てくる。老人が安心して自動車を運転できる機能が装着される時期に買い替えを検討している