「低栄養」になるとエネルギーとたんぱく質が欠乏し、健康な体を維持するために必要な栄養素が足りない状態になる。高齢者は、老化により消化機能が衰えて食が細くなり、栄養と水分を十分取れなくなる。食べるものに対して好き嫌いが多くある老人は、低栄養状態に成りやすい。体を健康にする必要な栄養が毎日の食事から取れなくなるからだ。
私の義母は、自宅介護で低栄養状態になってしまった。要介護5であるため介護ベッド生活になっている。義母が食べている普段の食事を与えていたが、介護ベッド生活のため食が細くなってしまった。食べれるものだけを食べさせるという状態が続き、知らないうちに低栄養状態になった。
食べ物に好き嫌いがあるためと食欲減退で健康な体を維持できる栄養を十分取ることができない。介護老人保健施設(老健)に入居して医者から義母が低栄養状態にいると知らされた。体力を失って老衰状態に至った理由が分かった。