家事代行サービスが最近注目されている。まだ、利用率は低い。多くの利用者は、共稼ぎで家事をする時間が少ないとか、疲れすぎているために誰かにやってほしいとか、家事からくる精神的なストレスを一時的に和らげたいとかと言う理由で利用するらしい。
私たちシニアはどうなのだろうか。
家事代行サービスが最近注目されている。まだ、利用率は低い。多くの利用者は、共稼ぎで家事をする時間が少ないとか、疲れすぎているために誰かにやってほしいとか、家事からくる精神的なストレスを一時的に和らげたいとかと言う理由で利用するらしい。
私たちシニアはどうなのだろうか。
高齢化社会から生まれて来る高齢者の孤独死は、テレビ番組でニュースとして取り上げられる機会が増えてきた。新聞にも孤独死の事件が公共団地で起きていると報じられている。老人の世界は、老人と生活を共にする人しかわからない部分が多い。
2016年10月2日午後14時からのフジテレビ番組「ザ・ノンフィクション」で放映された「孤独の後始末 請け負います」は、他人事ではない。そんなインパクトを自分に与えた。
幸運にもまだ私は家族も仕事もある。年齢も64歳だ。シニアの入り口に立っている。
ケーキのように甘いシニア人材の需要は本当にあるのだろうか。普通の人材のように働けるシニアの年齢は、60歳から70歳までだろう。一部、75歳までかもしれない。健康で普通の生活が出来ているシニアたちだ。横浜の街中を歩いていると私(61歳)よりも年配者が元気よく歩いている。
昔、ウエディングケーキは25歳までという言葉があった。今は、シニアのケーキは70歳までだろう。
昨日のワールドサテライト番組でシニアの働き方についてシニア顧問の取材レポートがあった。シニア専門の顧問派遣サービス、紹介サービスを手掛けるベンチャー企業が中小企業とシニアをマッチングさせている。番組に登場したシニアは67歳で繊維業界に長くいた人だ。生地の専門家として働いてきたノウハウが退職後、顧問として生きている。
あの番組を見て私も顧問サービスに登録してみようと思ったシニアが沢山いると思う。理想は、こんな展開だろう。シニアインターンを描く映画:マイ・インターン、私もこうありたい!
高齢者が社会で働かなくなると「暇」が大きな問題となってシニアの頭を悩ます。暇になると特別に体を動かす必要もなくなるため自宅にいる時間が増える。暇な時間を紛らわすために街に出て映画を見たり、カフェでコーヒーを飲みながら時間をつぶす。お金の浪費が生まれる。パチンコ好きなシニアは、お金を捨てにパチンコ店に入っていく。
シニア男性ならば、性的な欲求も生まれる。風俗に行くにしてもお金がかかる。DVD鑑賞のお店に行ってアダルト動画を見るぐらいか。何をやるにしても一過性的な時間の使い方だ。
スポーツセンターで筋肉トレーニングをする日は、スーパーマーケットでバナナを買って行く。ジムでワークアウトした後にバナナを食べるためだ。トレーニング後にバナナを食べると疲労回復に必要な栄養素を吸収できる。汗と一緒に消費されるカリウム、ナトリウム、マグネシウムなどの栄養素をバナナ1本で回復できる。
高齢者は、食が細くなるので必要な栄養素を十分取れていない場合がある。
65歳を過ぎると体力と気力の衰えを感じ始める。個人差はあるが、多くのシニアはそう感じるだろう。体力の衰えは、老後の生活で色々な制約を作り出す。意欲的に外出や旅行をやらなくなる。活動が非活発になりやすい。体力の衰えを感じ始めたら、どう改善したら良いのだろうか。
人それぞれのやり方があるだろう。私の場合は、こんな事をやっている。
今日、小さな幸せを感じた。子供の頃と違って大人になるとちょっとした事で幸せを感じなくなる。贅沢な生活をしていると他人が喜ぶことに反応しなくなるのと同じだ。喜びや幸せを感じる「幸せを感じる感度」が高い人ほど多くの幸せを人生の中で感じ続ける。そんな人を私は知っている。そして、羨ましいと思っている。私の「幸せを感じる感度」は、日常の良き出来事では感じないところにある。それが残念で悔しい。
小さな幸せを感じられるように意識を傾けている。そんな時にこんな幸せごとが起こった!
定年退職をして65歳になると年金生活が始まるが収入の激減で困るシニアが多い。若者たちは、非正規雇用で生活困窮者層から逃れられない。正社員の増加よりも非正規社員の増加が多いのは、会社にとってその方が都合が良いからだ。高齢者と若者はある意味では弱者なのかもしれない。
時間があり余る高齢者とエネルギーが余る若者をつなぎ合わせて弱者を支援するビジネスが生まれても良いのではないかといつも思っている。