70歳のシニアはまだ自分で生活ができる。80歳のシニアは家族の支援がないと普通の生活が難しくなる。当然、個人差はある。体力の低下と老化は、実生活にまで大きく影響する。都会暮らしと田舎暮らしで違いがある。都会の暮らしは便利だ。身体をあまり使わずに生活のニーズを満たせる。
田舎の生活は自分の足を動かさないとニーズを満たせない場合が多い。自分で動かないと何も始まらない生活だ。この違いが生活に影響する。田舎生活の80歳は自分で生活を維持できる。都会生活の80歳はそうはいかない。
人間の体力と筋力は生活環境と生活習慣で変わる。体力や筋力を要求する環境や習慣の中で活動する老人ならば、その環境に体は合わせようとする。自分の体をあまり動かさない便利な生活を送っていると体力も筋力もその環境に必要なレベルに落としてくる。
問題は、一度体力と筋力が落ちると元に回復するのが大変難しく、時間がかかり、簡単でなくなることである。70歳、80歳のシニアは自分が生活する環境を分析する必要がある。体をあまり動かさない便利な生活習慣を身につけると体力は知らないうちに落ちていく。70歳よりも80歳のほうが体力の回復は難しい。年齢からくる体の衰えは激しい。