自分が生活する世界は絶え間なく変化している。定年退職もその一部だ。永遠に同じ会社で同じ仕事をしていることはない。変化は絶えず自分の周りで起きている。定年退職は一つの人生の節目。今までの自分の殻を打ち破る機会が提供される。今までの殻を破るには、苦痛と前向きな努力が要求される。経験したことがない世界に一歩足を入れないと駄目だ。
新しい自分を作り直すには、新しい環境に自分を置いてもがき苦しむプロセスが必要である。重要なのは、もがく事を止めないこと。ビジネスの世界で言われている事でこんな言葉がある。「諦めた時点で失敗が確定する!諦めなければ、失敗していない。」
新しい人生で失敗を恐れてはいけない。過去を振り返れば、失敗の連続ではなかったのではないか。今更、新しいことで失敗しても怖がることはない。失敗はその行為を諦めた時に確定するから。
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家内の父親を週に一度介護支援で訪問している。義父はこの夏の猛暑が体に悪影響を及ぼし、精神的にも弱気になった。今までは、まだまだ、一人で生活が出来ると自分の体に自信を持って話していたのだが、この猛暑は体に響いたようだ。私たち夫婦も猛暑で体調を崩すぐらいであったから当然だと思う。来年中に実家を離れて介護付き老人ホームに引っ越しをしたいと言い出した。
以前から介護付有料老人ホームの候補を探しておいてくれと頼まれていたのでこの秋にでも体験宿泊をしてみてはと話をした。実際の介護付有料老人ホームを体験させないとどんな生活であるかを義父は理解できないだろうと思うからだ。もし、私達が候補に上げた老人ホームが気に入らないならばすぐに次の候補を探す必要がある。
介護付有料老人ホームへの1泊宿泊体験は、老人ホーム側に1本電話を入れれば手続きは済む。たいした手間ひまではない。問題は、実際に介護付有料老人ホームに入居すると決めた後の実家をどうするかだ。
誰も住まなくなる実家をどうすれば良いかなあ!
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55歳になると定年退職を身近に感じ始める。会社組織の中では、第二のキャリアを考えろというお達しが届く。第二のキャリアの研修も始まり、自然と定年退職が現実化してくる事が分かる。住み慣れたというか、働き慣れた会社を離れて新天地で自分の人生を送ることに不安を隠せないのが55歳になったシニアたちだ。
多くの55歳シニアは、第二のキャリア=再就職先と考える。その中の一部の人だけは、第二のキャリア=起業を選ぶ。今の会社組織の中で自分の能力に自信を持っている人は、是非、起業を選んでほしい。誰かのふんどしに捕まって自分の人生を送るのはもう十分経験しているはずだ。人生は一度しかない。経験していない世界で新しき体験をすべきだ。
起業は従業員の世界と違って180度物事の考え方や感じ方が違ってくる。それゆえに新鮮だ。新しい遣り甲斐も生まれてくる。55歳の時点から起業を準備する事が出来るシニアは、こんな考え方で準備してほしい。
起業は知らない事ばかりだ!
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65歳の私が今から介護の心配をするのはまだ早いかもしれないが、時間の問題でどうしても介護される年齢になる。これは誰もが直面する問題である。問題は、それがいつになるかだ。私の理想は、筋トレで健康寿命をできるだけ伸ばして介護される時間を短縮させたい。介護されない体の状態で他界するのが一番良いが、それは予測できないし、期待もできない。
多くの高齢者は、自分の老後を心配しながら老人ホームに入るためのお金を貯めている。それだけのお金がある老人は良いのだが、金融資産が不十分な老人は、別のことを考えざるを得ない。
貧乏人は麦を食え!と元首相が言ったが、私は「貧乏老人は筋トレを定期的にしろ!」と言いたい。老人ほど定期的な運動をすることで医療で発生するお金を節約できるからだ。健康を維持するコストと介護されるコストを比較すると健康維持コストがかなり安くなる。
65歳以上の高齢者で介護を必要とする人数が657.4万(2020年度)
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独立という発想が無い会社員は、可能性への思考が固定化している。定年退職後は、転職先を探すのが当然であると思っている。65歳まで転職先で勤められても雇止めに会うのが今の時代。また、新たに転職先を探すが今度は見つからない。年齢という壁が雇用を難しくさせている。そのパターンを定年退職時におぼろげながら見えているのだが、実感として楽観視している人が多い。
まずは、とにかく転職先を探すのが最優先と先の事を心配しない。65歳の時にまた首を切られるのも分かっているはずなのにその時になるまでそのリスクを真剣に考えていない。そんな前例を多くの知人会社員で私は見ている。会社員は、雇われる生活を安全な処世術と思い違いをしている。
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私は63歳。あと2年過ぎれば、65歳になり年金を受給できる。以前から政府は、年金財源を危うんで年金支出を抑えようとしている。最近の政府広報で分かるように年金受給を通常の65歳から70歳に延ばせば月額受給額が40%ぐらい増加するという数字を餌にして年金繰り下げを奨励している。
私は、絶対に65歳で年金を受給する!政府のだましに乗らない!
政府は年金の受給開始を遅らせる「繰り下げ受給」を奨励している。65歳からの年金受給を70歳からにすれば42%の割り増し年金をもらえるが、その一方で税金負担は年33万円も増え、実際の手取りは26%(年間約50万円)しか増えないという試算もある。(引用先:「税金納めるために年金受給」)
年金は必ず65歳から受給したほうが自分のためだ!政府に騙されるな!
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理性では、赤ん坊や幼児が大きな声で泣き叫ぶのは自然な現象と理解している。私自身も赤ちゃんで幼児であった時期があるからだ。カフェでパソコンに向かって仕事をしているとどうしても泣き叫ぶ幼児の声が耳に届き過ぎるくらい届く。赤ん坊や幼児の職業は、泣き叫ぶことだから仕方が無いのだが、他人がいるカフェに母親が泣き叫ぶ赤ん坊や幼児を連れてくるのは考え物だ。
カフェにやってくる母親たちは、育児のストレス発散と気分転換で赤ん坊や幼児を連れてくるのだが、他人が大勢いるカフェには長居をしないでもらいたい。もし、カフェに居たければ大声で叫んでもおしゃべりで消えてしまうほどの騒がしいカフェに行ってもらいたい。これがシニアの本音だ。老人は、忍耐力が落ちている。
理性では理解していても感情では、耐えられなくなっているシニアが多い。
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51歳の時に起業した。ゴヤット合同会社を設立して社員1人で始めた。他の社員を雇用する予定はなく、ずっと一人で会社運営をする意図で働いていた。人を管理するのが自分に向いていない事が過去の経験からわかっているからだ。シニアが一人で起業する時は出来るだけ一人で運営したほうが後で楽になる。雇用する社員の人生を気にする必要が無いから。
インターネットビジネス(サイト構築サービス)で始めたビジネスであったので自分でお客さんを見つければビジネスは成り立った。お客さん探しに時間を取られる。起業した当時は、Wi-Fi環境があるカフェが仕事場となっていた。カフェは、お客との打ち合わせ場所にもなるから便利。ノマドワーカーのワークスタイルがカフェで始まり現在も続いている。
私が61歳になった時、今までのビジネスモデルに大きな変化が生まれた。サイト構築サービスは、10年前と比べて付加価値が減少してきたことである。同業他社との競争も厳しくなった。この傾向は、数年前から分かっていたので新しいビジネスモデルの構築に時間を費やしている。今までのB2BからC2Cにビジネスモデルをシフトする事であった。この年齢になった時、会社組織を解散して個人営業主にした。年金受給が始まるからだ。100%年金を受け取るために敢えて会社を解散した。
C2Cビジネスは、お客探しをする必要が無い。全てインターネットで完結し、お金が稼げる。現在は、B2BとC2Cの二つのビジネスにネットコンサルティングサービスも追加している。C2Cビジネスは、2年目に入ってやっと黒字化し始めたが安定していない。今までは、時間と労力の出費が多かった。最終的にC2Cビジネスモデルだけで生涯現役を続けたいのだが、時代は大きく変化しているので絶えず新しいビジネスチャンスを探すことになる。
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最近になって気が付いたリスクが有る。年齢が同じ知人が仕事を離れて数年が経過していた。彼と会話をする機会があったのだが、以前の印象よりも人生に対してネガティブになっていた。働かなくても両親の年金で生活が出来てしまっているため、両親の介護の傍らに仕事をしようという意志がなくなっていた。
両親の介護が相当の負担になっていたようだ。介護で自分の時間を奪われ、心の余裕が無くなっていたのだ。厚生年金(報酬比例部分)が61歳の時から受け取っているので彼の両親の年金と合わせて生活は成り立っているようだ。介護で仕事から離れる期間が長くなればなるほど、同時に経済的に問題がなければ、65歳の彼は意識して仕事を探す必要性を感じなくなる。
一度新しい生活に慣れると元の生活に戻るのはつらい。
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多くの65歳を過ぎたシニア男性が1日、1週間の時間の使い方で困っている。私のように自営業でお金を稼ぐ仕事があるシニアは、仕事に専念できる。仕事がないシニアは、何に専念すれば余生の生活を楽しめるか分からない。普通の物の考え方で老後の生活を考えているとつまらない時間の使い方をしてしまう。
自分の人生に刺激をもたらす時間の使い方さえ出来れば、何かに専念する楽しさを味わえるのではないだろうか。シニアが気にすることを考えてみる。健康、仕事、お金稼ぎ、旅行、料理などのキーワードから何か追求してみたいことを探し出しことから始まる。私の知人たちは関心がある物の情報を利用して広告収益ビジネスを展開している。
ホームページを特定の情報でまとめることで興味を持つ読者を集める。集客ができれば、そこで広告を掲載する。昔ながらのインターネットビジネスであるが暇な時間をお金に変えて余生を楽しんでいる。
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