出勤途中の交差点で信号待ちをしていた。横断歩道の信号の色はまだ赤色。10人ほどの人たちが信号の色が赤から青に変わるのを待っていた。道路には自動車が走っていなかった。突然、80歳ぐらいの老人が左右を見ないで前方だけを見て道を横切り始めた。周りの人たちは、動揺していた

老人が道路の中央までトコトコと歩き着いた時、信号機の色が赤から青に変わった。待っていた人たちが一斉に横断し始めた。私もその一人であった。

このような出来事は、今回が初めてではない。何度も目撃している。幸運にも私の目の前で老人が自動車に引かれるという事件には出くわしていない。何故、老人たちは、横断歩道の信号を見ないのだろうか。

動きが硬い歩き方、前方しか見ない目!

毎週土曜日の午後は、スポーツセンターにあるジムでウエイトトレーニングをやっている。今日はトレーニングの日だ。嬉しいことがあった。いつもより1時間ほど早くやって来たら、混んでいなかった。その上、若い女性が筋トレをやっていた。

可愛い女性であったのでチラ、チラッと姿を眺めていた。彼女がはいていたトレーニングパンツがヨガで使われているタイトなタイツのようなパンツであった。腰からお尻までぴったりしているのでスタイルが目立っていた。

男性が同じヨガストレッチパンツをはいていたら、あのように綺麗なお尻にはならないだろう。

なぜ、男性は綺麗な形をしているヒップに引かれるのだろうか?

生きがいが見つからないシニアには共通点がある。仕事だけが生きがいであったということだ。自分の人生から仕事を取ったら何が残るだろうといつも感じているシニアたちだ。64歳の私でも仕事がなくなったら、日中の大部分の時間を何に使ったら良いか分からない。仕事は男にとって重要なライフファクターになっていることが分かる。

そんなシニアは新しい生きがいを作らねばならない

私達人間には、未開拓な要素が沢山あるらしい。自分が興奮するスイッチが何処かに有るのだが、自覚できない。自覚するには、どうするかがヒントになる。

生きがいとの出会いを作り出す! 

60歳を過ぎると自分はもう若くないと肉体的にも精神的にも感じ始める。若さはお金で買えない。目が若い女性に向く。女子高校生、大学生、OLの女性が何故か美しく見えてくる。若さが自然と「美」を作り出している

会社組織から離れると若い女性たちとの接点が無くなる。職場の花が近くで見られなくなる。感じられなくなる。引退とはこういう運命なのかと。

若い人たちと一緒にいると何故か気分が若くなる。若さを周りの若者から頂いているような感じになる。こう感じるのは、きっと私だけではないだろう。引退生活に入っても若さだけは維持したいと心の底で思っているシニアは多いはずだ。

若さを感じるには、若さに触れるしかない! 

横浜の星川駅から歩いて10分の場所にビジネスパークという場所がある。その場所にスターバックスがある。ビジネスパークのスターバックス店は、週末に良く来る場所だ。近くにある保土ケ谷スポーツセンターで筋力トレーニングを週末する。その帰りに必ず立ち寄るカフェになっている。

何年も立ち寄っているためスタバの店長やアルバイト店員に顔を覚えられている。

毎年この時期になると馴染みの女子大生アルバイト店員が私にこう挨拶してくる、「この度、スタバを卒業することになりました!」

就活が終わり、スタバで稼いだアルバイト代で卒業旅行に出かける女子大生が多い。今は、内定した会社の新入社員になり、晴れて社会人になっている。

スタバの常連客になると社会との繋がりが得られる! 

老いてくると今まで使っていたものが要らなくなる現象に見舞われる。

人によって要らなくなるアイテムは違う。共通しているものはいくつかある。その代表的な共通アイテムは、生命保険!生命保険の大きな役割は、成長過程の子供や妻への金銭的な保険である。子供が大人になれば、生命保険による金銭的保険はいらない。妻には、保険に代わる金融資産や自宅を与えれば良いだけ。

年齢とともに使えるもの、使えないものが生まれる!65歳になって今持っているものを使い切ることに心がけている。会社員を辞めて自営業をしているとスーツとネクタイ、革靴のスタイルからカジュアルなジーンズスタイルに移る。このままの状態が続くとスーツとネクタイは年に1回着るか着ないかの運命になる。

今まで持っているものが年齢とともに使わなくなり、不要な物に変わって行く。

会社員が65歳を過ぎて年金を受給し始めると働くことを辞める人が多くなる。小遣い稼ぎ程度のアルバイトを見つけて働き続ける人もいる。ただ、出来るだけ楽な生活を送ろうとする。

楽な生活をやり始めると体が怠け始める。自分で生活のリズムを作れれば良いが、作れなければ自宅にこもり始める。定期的に体を動かす趣味や活動があるならば、あまり心配することはないが体を動かさない生活が続くと知らないうちに体の筋肉が衰え始める。

自営業者や会社経営者などは65歳を過ぎても働き続けている。仕事中心に生活のリズムが出来ている。当然、体を動かす機会が多い。営業したり、セミナーに参加したり、イベントに参加したり、毎日やるべき事がある。

長年雇用されてきた元会社員は自発的に第二の人生を作り出す発想やアイデアが乏しい。誰かに、何かに頼ろうとする指向が強い。それが出来ないと諦めて年金生活で受身的な楽な生活を始める。

義両親の自宅で義母を介護していると老人宅特有の現象を目にする。自宅の周りで使うサンダル、キッチン用品、掃除機、物干道具。古くなった製品や道具がアチラコチラに置いてある。古いものを長く使うことがその世代の得なのだろう。戦後、物資が少なかった時代に育った人たちだ。私達、戦争を知らない世代とは違う。

義母の介護をしながらこのサンダルは危ないと感じた。サンダルの踵が半分だめになっていて履きにくい。これを引き続き履いていればきっと転倒してしまうのではないかと思ってしまう。キッチンにある鍋を使って料理を作ってみようとしたのだが、鍋の古さに驚いてしまった。もう使われていない材質の鍋でそこが凸凹になっている。

ちょっと目を凝らして見てみれば、古くて使えそうもない物で溢れている!

日常製品で時代遅れになったものを買い換えて便利にする

東芝、シャープ、富士通などの家電メーカーでリストラが過去においても現在においても行われている。今は、東芝が倒産になるのではという不安で多くの東芝社員が今後の身の振り方を考え始めている。

定年退職を迎える前に早期退職を勧告される、された50歳代の社員がいっぱいいる。時代は会社員の流浪の旅の時代だ。安定した職にありつけない会社員が増加している。寄れば大樹の影的な大企業=安定した雇用の考え方が通じない時代だ。

上手く定年退職できてもその後の身の振り方で間違う元大企業OBが多い。別に大企業の元社員でなくても自分の身の振り方で迷う人が多い。新しい雇用先が見つからないとか、ちょっと一休みとか、色々な理由で次のステップに進んでいないシニアたちだ。

定年退職後の身の振り方で起業を選択するシニアへの助言! 

11月の中旬から気温が冬の気温に向かって下がり始める。既にコートやダウンジャケットを着て通勤している会社員が多い。まだ、私はコートやダウンジャケットを着ていないが、セーターを着始めている。ヒートテック下着とワイシャツでは流石に寒い。

冬の4点セットは、(1)ヒートテック下着、(2)レッグウォーマー、(3)マフラー、(4)手袋である。

レッグウォーマーが寒い冬には役に立つ。寒い冬には、足元が冷える。足首からふくらはぎまでをカバーするレッグウォーマーを身につけると体全体が暖かくなり、体調が良くなる。レッグウォーマーを身につけて初めてそれを体感した。

同じように首に巻くマフラーもある、無しでは体の温かみが違う。首から逃げる熱が寒さに違いをもたらす。マフラーだけでも首に巻いていれば、体温をある程度保てる。寒がりのシニアは、ぜひ、マフラーを必需品にすると良い。

64歳になった私は、65歳になる前に年金受給額以上の収入を確保する仕事を自分で構築しようとしている。2019年は、そんな年になりそうだ。2019年は、米国のトランプ新大統領のお陰で今まで想像していない大きな変化の波が日本にやって来そうだ。

変化の波が日本人の生活にプラスに成れば良いが、もしマイナスになるようならば今からでもそれに対処する生活防衛の準備をしなければならない。

年金受給まであと半年間あるが、それを待っていても始まらないという人が多いはずだ。

2019年はシニアが自分でお金を稼ぐ年! 

2016年12月28日付News Week「東芝の巨額損失危機、原発事業が数千億円の減損で再建に暗雲」という記事が出た。昨日の新聞記事では、損失額が7000億円と報じられた。債務超過になるのではという噂だ。こんな情報が報道メディアで流れると東芝で真面目に働いている社員がかわいそうである。

経営者の判断ミスで会社が傾いた

海外の原発事業が東芝の多くの社員に不幸をもたらすした。

東芝の社員のリストラは自分を見直す機会になる!

平成27年の国勢調査で60歳以上で配偶者をなくした人は約909万人(男性154万人、女性755万人)である。60歳代で4~11%、70歳代で12~30%だそうだ。「没イチ」の人たちがこのぐらい居るということになる。

令和2年の国勢調査では下記のようなデータになっている。平成27年とあまり変わっていない。

没イチの人口令和2年

配偶者で死別した人は圧倒的に女性が多い。男性の寿命が短いからだ。一方で男性の方が生き延びた場合、孤独に陥る高齢者が多くなる。シニア男性は、女性ほど地域に根ざしていないため周りに話し相手が居ない。料理も作れない、洗濯もやったことがあまりない、家のどこに何があるかも分からない。困ることだらけで「没イチ」の生活が始まる。

93歳になる義父がこんな事をポロッと言った。

「80歳頃から突然前歯がポロッと折れてしまった。他の歯も同じように折れ始めた。お陰で上歯が全入れ歯になってしまったよ。」

年寄りになると自分の歯が少なくなるということは聞いていた。80歳を越えて自分の歯が20本以上残っている老人は約30%ぐらいだと言われる。

自分の歯が20本以上残っていないと健康に影響する!

後、半年で65歳になる。これが10年後には75歳。20年後には85歳。30年後には95歳になる。果たして、後30年生きられるかどうか、分からない。20年先までは、今まで続けてきた筋力トレーニングで筋肉の衰えを予防できると思っている。85歳以降は、継続的に筋力トレーニングが出来るかどうかやってみないと分からない。

だが、年を追うに従って確実に体力は落ちていく。いつかは、自分で自分の世話が出来なくなる。これは確かだ。95歳になる30年後はどんな生活になるのだろうか。家庭内に介護支援ロボットが居て高齢者の健康管理と生活支援をしてくれる可能性がある。

見えていない未来に期待してもどうしようもないので見えている社会で自分の世話をすることに目を向けるしかない。

介護サービスを利用するタイミングはどんな時だろうか?

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このページのシニアライター:Norito H.Yoshida

Profile

雇用される生活から自分を雇用する生活をしている。2023年現在で17年間、起業中。時間と場所に制約されないインターネットビジネスで生活費を稼いで自分独自のライフスタイルを作る。米国の州立大学 Western Washington University, B.S. in Sociology, Bellingham, Washington, USA を卒業してソニー株式会社、Yahoo!Japanで自分がやりたい事をやってきた。

最終的には、私が望んでいた起業(自分の手で稼ぐ生活)が実現。51歳の時に起業してこれからも生涯現役でインターネットビジネスの世界で生きて行く。今の時代は65歳を過ぎると自分を雇用して生きて行く道しか残されていない。本来、その道が当たり前なのだが、人間は弱いので他人に頼る生活を求めがちになる。

シニアの生活実態は人様々。私が発信するシニアの生活体験記が参考になれば幸い。シニアは老後の生活を情報として発信する人が少ない。役に立つ情報は共有すべきであると思う。経験から得た情報は本よりも実用的である。

 

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